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ダイヤン
圃場に降りたったリーマン
こんにちは
自然農をベースに、自然に寄り添いながら、手間のかからないずぼら菜園を目指すダイヤンです。
サラリーマンしながら無農薬無肥料不耕起で野菜を育てています。
このブログでは、私の経験を下に
   家庭菜園を始めようとする方
   家庭菜園を維持することが大変だと感じている方
   家庭菜園に時間を費やす余裕がない方
に向けて、参考になるような情報の発信に努めてまいります。
質問等ありましたら、お答えできる範囲で返信させていただきますので、お気軽にお問合せ下さい。

秋冬ずぼら野菜№1「大根」のずぼらな育て方

こんにちは

無肥料無農薬、不耕起栽培により自然に寄り添い手間のかからない家庭菜園を実践、研究中のダイヤンです。

菜園始めたての方が最初に育てる野菜として、、、私は「大根」をオススメします。

この記事では、育てやすさ抜群の大根をもっと簡単に、もっとずぼらに栽培する方法をお届けします。

耐病総太り
目次

大根をオススメする理由

大根は、おでんや鍋、煮物、サラダ、大根おろし等いろんなシチュエーションの料理で使用します。

そんな大根は、他の野菜に比べて簡単に栽培できる野菜です。

育てやすいだけでなく、育った大根を収穫せずに畝に残しておくと勝手に種をこぼして、翌年そこから大根が発芽します。

こぼれ種栽培がもっとも簡単な野菜です。

害虫の被害にあいやすいアブラナ科ですが、私たちがいただくのは根っこの部分。

なので、多少葉っぱを食害されたとしても、ストレスを感じることなく栽培することができます。

育てるのが簡単で、こぼれ種を利用して無限に栽培できる大根、、、

初めて野菜を育てる方にはオススメしやすい野菜です。

失敗しにくいオススメ品種

せっかく家庭で野菜を作るのですから、スーパーでは購入できないめずらしい品種を栽培したいと思ってしまいがちです。

ただ、初めて大根を育てる方には

タキイ種苗 耐病総太り

という一番オーソドックスな品種をオススメします。

耐病総太りは、すの入りが遅く、肉付き、肉質が良好、失敗が少なく本当に作りやすい品種です。

家庭菜園のモチベーションを保つために、はじめが肝心です。

はじめは病気や病害虫にやられにくい、手間のかからない品種を選ぶことを強くオススメします。

 

大根の育て方

大根の育て方のポイントは2点、

  • しっかり発芽させる
  • しっかり間引く

です。

最低限、これさえ注意しておけば元気な大根が育ちます。

しっかり発芽させる

しっかり発芽させるためのポイントを3点

  • 3~5センチ程度の間隔で種を一粒ずつまく
  • しっかり土と鎮圧する
  • 種をまいた土の周りの草マルチを薄くする

です。

大根の種まきの方法は、30センチほど間隔を開けて3~6粒まいていく、「点まき」という方法がよく紹介されています。

その利点は、「最初から必要な株間をとることで、後から間引きしたり調整する必要がない」、「ビニールマルチを使用したときとの相性がよいこと」「発芽率が低いものでも、3~6粒の内、一つでも発芽すれば良いこと」です。

私がおすすめする自然農ベースの家庭菜園ではビニールマルチを使用しません。

近年の種はコーティングがしっかりされていることから、発芽率が非常に高くなっています。

最初から株間をとり、後から間引きをしないという方法は、ずぼら菜園をうたっている私からすると魅力的ではありますが、無肥料無農薬で野菜を育てようとすると、それ以外の方法で害虫からの被害を避けたり、できるだけ早く成長させる必要があります。

それが、3~5センチ間隔くらいの間隔で一粒ずつ「すじまき」する方法です。

すじまきするメリットは

  • 発芽してきた大根同士で競い合わせることで成長がはやい
  • 発芽後の風通しがよくなる
  • 害虫の標的を分散させることができる

等、無肥料無農薬でも元気に野菜を育てるための必要な要素が詰まっているのです。

種をまくときの土の深さは1センチ未満です。

あまり深く土を埋めてしまうと光が種に届かず、発芽しにくくなってしまいます。

次にしっかり鎮圧させることです。

この作業がとても大切です

種をまいた後、しっかり土を抑えて鎮圧させてやることにより、種の周りの土が乾燥しにくくなります。

土を鎮圧すると芽がでにくくなってしまうという印象があるかもしれませんが、足で踏んで鎮圧しても問題なく発芽します。

足で踏むことに抵抗がある方は、手で強めに押してあげてもよいですが、しっかり鎮圧し種が十分な水分を吸えるようにしてあげて、発芽を促しましょう。

発芽には光が必要です。

種をまいた土の周りの草マルチを薄くしましょう。

ただ、マルチを薄くしすぎると、暑く晴れた日が続けば、土が乾燥しすぎて発芽してこない可能性があるのでよく畝の土の状態を観察するようにしましょう。

種をまく前日の晩から、種を水につけておけば、発芽が揃います。

しっかり間引く

大根の栽培で「間引き」という作業は非常に大切です。

最終大根を収穫するころには、約30センチ程度の株間が必要になります。

最初から30センチ間隔で種をまいておけばとよい、と思われがちですが前述したように、大根同士を競い合わせて成長を早めたり、害虫の標的を分散させるといった点から、私は3~5センチ間隔のすじまきし、間引いていくことを推奨します。

間引きのタイミングは、大まかに分けて「2回

  • 本葉が4枚くらいになれば、株間を10~15センチ程度になるように間引く
  • 本葉6枚くらいに、株間を最終の30センチ程度になるように間引く

です。

間引くタイミングは多少早くなってしまっても問題ありませんが、間引くのを忘れて極端に遅くなってしまうのはできる限り避けましょう。

せっかく元気に育っていても、間引きを忘れてしまうと大根が大きくなれません。 

自ら愛情をこめて育てているのですから、初めて間引くときは「もったいない」と思ってしまうものです。

しかし、間引かない方が圧倒的にもったいないです。

心を鬼にしてしっかり間引いてください。

間引くときは、はさみで切るのではなく、抜き取ってしまいましょう。

収穫のタイミングは、葉っぱが垂れてきたときです。

長く放置してしまうと、耐病総太りと言えど、すが入ってしまったり、品質が落ちてしまいます。

収穫も思い切って抜いてしまいましょう。

自宅で食べる分だけ栽培されている方は、一気に大量の大根が出来ても食べきれないので、種まきするタイミングをずらして、収穫時期をずらしてやりましょう。

 

大根と相性のよいコンパニオンプランツ

コンパニオンプランツというのは、一緒に密植して栽培することによって、互いに成長促進効果、害虫忌避効果が期待できる組み合わせを言います。

密植により栽培スペースも無駄にしないので、自然菜園には必要不可欠です。

コンパニオンプランツでよく知られているのは、

夏野菜・・・ナス、ピーマン、トマト(ナス科)×ネギ(ネギ科)

秋冬野菜・・・キャベツ(アブラナ科)×レタス(キク科)

等です。

大根の場合、

ニンジン、枝豆、ルッコラ、シュンギク、ナス、小松菜、チンゲンサイ

等のたくさんのコンパニオンプランツがあります。

どれを寄せ植えしても良いのですが、せっかく簡単にできる大根ですから、その相方も栽培が簡単で料理として使いやすいものを選びましょう、、、

気を付けなければならないのが大根と相性が悪い野菜です。

それが

ネギ類の野菜

です。

実は、野菜作りに大事なのがコンパニオンプランツを知るよりも、相性の悪い野菜を知って、最悪の状態になることを避けることです。

基本的にネギはコンパニオンプランツとして優秀な働きをしますが、大根、キャベツ、白菜、小松菜等のアブラナとは相性が悪いです。覚えておきましょう。

私が一番の大根との組み合わせとして、選ぶ野菜は

ニンジン

です。

ニンジンは常に冷蔵庫になければ不安になる食材ですよね。

大根と同じ直根性で邪魔し合うことがありませんし、根野菜同士の栽培は用土中の空気の通りが良くなるため、お互いの根の張りと伸びが良くなって生育が良くなります。

また、セリ科のニンジンと大根はお互いの害虫に対して、いやな臭いを放って忌避効果があります。

植え方は、大根のすじまき、にんじんのすじまき、大根の、、、というように、交互にすじまきしていくと良いです。

点まきにする場合は、30センチ間隔でバラバラにまいていくとよいでしょう。

大根を同じく発芽するためには光が必要なので種まき後の草マルチは薄くしましょう。

ニンジンの間引きも2回、本葉が4枚くらいになれば、株間が4センチ程度になるように間引き、その後も込み合ってきたら、最終15センチ間隔になるように2回目の間引きを行います。

ニンジンの方が害虫による食害を受けずらいので、発芽さえしてしまえば、育てるのは簡単です。

まとめ

色々書いてしまいましたが、大根の栽培で大事なことは

発芽させるためにしっかり鎮圧すること

しっかり間引きすること

コンパニオンプランツを最大限活用すること

です。

それさえしっかりしておけば、後はほったらかしでもすくすくと育ってくれるはずです。

初心者にも一番お勧めできる野菜、、、「大根」、、に合わせてコンパニオンプランツのニンジン、、、

ぜひ育ててみてください。

9月ころに種まきしたキンセンカが今開花しました💦花が完全に開ききるのが楽しみです。

 

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