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ダイヤン
圃場に降りたったリーマン
こんにちは
自然農をベースに、自然に寄り添いながら、手間のかからないずぼら菜園を目指すダイヤンです。
サラリーマンしながら無農薬無肥料不耕起で野菜を育てています。
このブログでは、私の経験を下に
   家庭菜園を始めようとする方
   家庭菜園を維持することが大変だと感じている方
   家庭菜園に時間を費やす余裕がない方
に向けて、参考になるような情報の発信に努めてまいります。
質問等ありましたら、お答えできる範囲で返信させていただきますので、お気軽にお問合せ下さい。

真夏の家庭菜園!!夏野菜を『長く、しっかり』と収穫するための極意6選

こんにちは

無肥料無農薬、不耕起栽培により、自然に寄り添い手間のかからない家庭菜園を実践、研究中のダイヤンです。

本格的な夏が到来する7月。

夏野菜が大きくなって、夏野菜の収獲の本場となってくると思います。

どんどん野菜が収穫できるからといって、野菜の手入れ自体をないがしろにしてしまうと、野菜の株が弱ったり、収穫量が減ったり、寿命が短くなってしまいます。

実は梅雨を超えた後の野菜の手入れは非常に大切です。

夏野菜手入れの共通のポイントは

実を大きくなったまま放置しすぎないないこと

土をしっかり保湿してあげること

2週間に一度、米ぬかで栄養を補ってあげること

根本の葉っぱを摘葉すること

ストチュー水を散布して真夏の乾燥に耐えられる状態にすること

雑草の手入れ

の6つです。

夏は野菜にとっても、それを収穫する私達人間にとっても、すごく大切な季節になります。

この記事に書いていることを実践していただくと、極力長く夏野菜の収獲を楽しんでいただけることができると思いますので、ぜひ試してみてください。

目次

実を大きくなったまま放置しすぎないないこと

夏野菜の収穫時期で、私が一番大切にしていることが、

実を大きくなったまま放置しないようにすること

です。

野菜はできるだけ大きく育てて収穫したいという気持ちはよくわかります。

ただ、野菜の実を大きくしたまま放置してしまうと、その実に株の栄養を取られてしまい、寿命が極端に少なくなってしまいます。

家庭菜園をしている方であれば、『今年はキュウリ、すぐに終わってしまったなぁ』といったことを一度は耳にしたことがあると思います。

それには、環境の変化等色んな原因があるかもしれませんが、大きな原因の一つとして、実を大きくしたまま放置しすぎたことによるものである可能性があります。

特に成長が早い、キュウリは注意が必要です。

一日放置するだけで、2、3センチ大きくなって、2、3日すればヘチマのように巨大化してしまうことだってあります。

そして夏になると、葉っぱが生い茂るため、実を見つけづらくなるのも、放置してしまう原因の一つです。

野菜は、実が大きくなればなるほど、取られる栄養分も大きくなります。

ですから、できるだけ小さい段階から収穫してしまうことをオススメします。

特に苗がまだ成長しきれてない段階では、より早く収穫することをオススメします。

また、トマトに関しては、実が割れているのに、実をつけたままにしてしまっていると、栄養の無駄遣いをさせてしまうことになるので、割れたり虫に食われて穴があいていて、これは食べられないなと判断した段階で取り除いてあげましょう。

ナスやピーマンも同様に株が充実するまではかなり小さい段階から収穫し、夏本番になっても、大きくなったまま放置しすぎないように注意しましょう。

しばらく畑にでられないときには、すべての実や花を落としてあげるくらいにすることをオススメします。

土をしっかり保湿してあげること

夏は照り付ける日照りと高温により、土が乾燥しやすくなります。

野菜が水不足に陥りやすくなるだけでなく、土の中に住み着いている微生物等も乾燥によってダメージを負ってしまいます。

微生物の働きがストップしてしまうと、特に無肥料無農薬栽培の場合は、野菜への栄養の供給が止まってしまう原因にもなります。

ですので、土をしっかりと保湿することがとても重要です。

土の保湿は、定期的な水やりもそうですが、一番効果的なのは、

しっかりとした草マルチ

です。

大事なので強調させていただきますが、

しっかりとした草マルチ

です。

草マルチを始めたての方は、必ずといってよいほど、草マルチの量が圧倒的に足りていません。

最低限、土が全く見えなくなるまで雑草を敷かなくてはなりませんが、真夏になるとそれらの雑草の分解が早くなるので、本来ならもっと熱くしなくてはなりません。

梅雨は湿気で群れてしまうので、株元の風通りをよくするために、若干の工夫が必要ですが、真夏に関しては、これでもかというほど敷く量を多くするくらいがちょうど良いです。

草マルチをしっかりと敷いて、土を保湿しましょう。

草マルチについての詳しい記事がありますので参考にしてみてください。

2週間に一度、米ぬかで栄養を補ってあげること

夏野菜にとって、本場の夏にはたくさんの栄養が必要になります。

化学肥料を与えない場合、栄養の補給の役割を土の中に住む微生物が担ってくれています。

ですから、これらの微生物の働きが肝になります。

まず一つは前述したように、土をしっかり保湿することが重要です。

そして、微生物の餌となる米ぬかを定期的にしっかりとまいてあげることが重要です。

この米ぬかには、草マルチにはない、「リン酸」という野菜が実をつけるために必要な栄養分がたくさん含まれています。

夏野菜にとって、このリン酸はとても重要な栄養素となります。

ですから、2週間に一度のペースでしっかりと米ぬかをまいてあげることを心がけましょう。

まく場所は株元ではなく、野菜の根がどこまで伸びているかをイメージして、極力根が更に大きく張れるように広く広くまいてあげましょう。

根本の葉っぱを摘葉すること

夏になると日が届かない、根本の葉っぱはどんどん枯れこんでいきます。

地面についたりして、そこから病気が感染してしまう原因となり、株が蒸れてしまって病菌の原因になってしまうので、根本の葉っぱ、刈れた葉っぱは極力早めに除去してあげましょう。

また、必要がなかったり邪魔にあった枝もどんどんと剪定してあげることをオススメします。

品種別の選定方法についてはまた、別に記事にしようと思います。

ストチュー水を散布して真夏の乾燥に耐えられる状態に

夏に大活躍するのが、ストチュー水です。

夏はなんといっても水やりが一番たいへんです。

その水やりを激減させてくれるのが、このストチュー水です。

ストチュー水というのは、酢と焼酎と木酢液を混ぜ合わせた原液を水で希釈した液体です。

酢や焼酎は家庭にあるものを使用して簡単に作ることができます。

少しの労力で大きな効果を得られるコスパ最強の資材です。

では、ストチュー水が野菜や植物にどんな効果をもたらすのか、、、

夕立が降った後の景色をじっくり見ると、雨に打たれた植物たちが、キラキラと輝いて見えることがあると思います。

雨粒には空気中の硝酸態、アンモニア態窒素やミネラル分が含まれており、その成分を植物が葉っぱや根から吸収しています。

ストチュー水は、その雨の代わりとなってくれる素敵な資材なのです。

ストチュー水の原料となるお酢、、、この主成分は酢酸にはグルコースと呼ばれる光合成により作られる炭水化物の一種となります。

お酢が含んだストチュー水を散布することによって、植物が光合成で得られるものを直接与えることができるのです。

酢酸を与えられ元気になった野菜は新陳代謝がよくなり、水分不足や乾燥につよくなります。

更に、酢酸や焼酎のアルコールは、殺菌、害虫忌避効果があり、さまざま病原菌やアブラムシ等の害虫から野菜を守ってくれます

そして、木酢液は植物に必要な成分を吸収しやすくしたり、木酢液の成分をエサにして葉っぱにいる抗菌物質等を分泌する良い微生物が増殖し、野菜を病気から守ってくれる等の効果があります。

私たちの生活で身近にあるものを利用して作ることができるストチュー水は、化学肥料や農薬を避けたい人に本当にオススメできる非常に優秀な資材です。

ストチュー水の作り方や、時間がない方向けに、散布までの効率化をまとめた記事がありますので参考にしてみてください。

雑草の手入れ

最後の雑草の手入れです。

夏に生える厄介な雑草が、メヒシバ、オヒシバ、ハマスゲ等々のイネ科の植物です。

ただ、これら雑草も活用することができます。

畝の上に生える雑草、特に野菜の株本に生える雑草は極力根本からカット(成長点をカットして再生できないように)します。

根本の成長点をカットすることによって、再生できないようにすることと、根を残すことによって、土の団粒化を促進することができます。(注:ハマスゲなどの宿根草は、根本をカットしても根に栄養を蓄えているため、また復活します。抜き取るべきなのですが、私はあまり気にせず、伸びてきたら根本で切り取って草マルチの材料にすることを繰り返しています。)

そして、畝の周りに生えてくる夏雑草は邪魔にならないものは、15センチほど残して高刈りし、刈った草はマルチの資材として、残した部分には、野菜の害虫の天敵となるテントウムシやカマキリ等の住処になるようにしています。

そうすることによって、害虫の増殖を抑えながら、雑草が影となって土の保湿にも役立ち、雑草の根に共生する微生物を残すことによって、植物や動物の多様性を保つことができ、連作障害等の防ぐことができます。

また、イネ科の雑草はセンチュウ対策にも効果的であると言えます。

雑草も全て処理してしまうのではなく、圃場の一部として最大限利用するという考えをもつことによって、雑草の手入れに対するモチベーションを保つことができます。

まとめ

代表的な夏野菜全てに共通して言える夏場の手入れのポイントについてご紹介させていただきました。

この6つのポイントの中でも、最も重要視していただきたいのが、

「早めの収獲」と「土の保湿」

です。

特に8月に入ると、夏野菜とは言え、暑さに耐える期間に入ります。

そんな時に、大きな実をつけた状態で放置してしまうと、株が弱ってしまうのも無理ありません。

また、最近の異常な暑さの中では、草マルチだけでは土を保湿しきれない場合もあります。

そんなときに、定期的なストチュー水の散布(太陽の光に当てて塩素を抜いた水)が必要になります。

これらのお手入れ方法が、今後のみなさんの家庭菜園に役立ててもらえると幸いです。

また、今後もみなさんに有益な情報をお届けできるように努めてまいりますので、コメント、お気に入り登録、リンク等々よろしくお願いします。

ありがとうございました。

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