こんにちは。
無肥料無農薬、不耕起栽培により、自然に寄り添い手間のかからない家庭菜園を実践、研究中のダイヤンです。
庭の雑草抜き、、、めちゃくちゃ大変ですよね。
かつての私も雑草抜きをしても、きれいにしたという達成感があるくらいで、使う時間と労力の割に得られるものが少ないといった印象できらいでした。
特に夏は、抜いても抜いてもすぐに生えてきて、もう地獄です。
雑草に追われて大変な想いをしている方は多いはず、、、
今回は、そんな雑草抜きとおさらばする素敵な方法をご紹介します。
むしろ、雑草をきれいな庭造りと野菜作りに役立ててしまう方法です。
これまで生産性のなかった雑草処理を少しでもやりがいを感じれる作業にするための記事です。
雑草を芝生のようにきれいにしてしまう、手間のかからない私なりの庭造りの方法をご紹介します。
無肥料無農薬、不耕起栽培で行う家庭菜園とは相性◎の方法です。
ぜひ、参考にしてください。
雑草を芝生代わりに
庭作りの憧れである天然芝、、、
私の実家にも天然芝が敷かれていました。
芝の手入れが行き届いているとすごくきれいで、天然芝があるだけで印象がガラッとよくなります。
しかし、実情はどうでしょうか、、、
毎日の水やりに肥料やり、芝の隙間から生えてくる雑草処理、、、
モチベーションが高いときはきれいに手入れを続けられると思いますが、実際手入れを続けられているご家庭はまれではないでしょうか、、、
私の実家は無理でしたし、私も手入れを維持できる自信がありません。
きれいに手入れを継続されている方を本当に尊敬します。
手入れの大変さを知って、芝生を植えて後悔している人も少なくないように思います。
単なる雑草抜きよりも、時間と労力を費やされてしまうかもしれません。
ちょっと油断すると、芝生の隙間から芝生の天敵ハマスゲやスギナが生えてきて、それらが出す生育阻害物質が芝生をダメにしてしまいます。
結局、心が折れて人工芝をはってしまったという声をよく聞きます。
人工芝は高額なので、真砂土や砂利にすると雑草が生えてくる。
砂利は雑草が生えにくいとは言えど、スギナ等の宿根草が根を張ると、根絶がほぼ不可能です。
コンクリートで舗装してしまっても味気ない感じになってしまいますし、おしゃれな舗装をすればするほど予算がかさみます。
じゃあどうすればいいのか、、、
色々試してみた結果、私の中での最適解が生えてくる雑草を利用して雑草を芝生代わりにしてしまう方法でした。
グランドカバー用の植物を利用するとかでもなく、勝手に生えてくる雑草をきれいに刈ってグランドカバーにしてしまいます。
雑草を芝生代わりにした、私の庭がこんな感じです。
左手前にほんの一部、知人からいただいたホームセンターの芝生を実験的に植えていますが、9割が雑草です。
晩秋に差し掛かっていますので、雑草のほとんどが茶色に変色してしまっていますが、春になればきれいな緑になります。(来年の夏に画像を更新しようと思います)
雑草をグランドカバーにするメリットは、生命力が強く、肥料や水やりの必要がありませんし、何より雑草相手なので気を使いません。
必要なのは定期的な草刈りだけ、、、
草刈りさえ効率化してしまえば、少ない労力できれいな緑の庭の出来上がりです。
そして刈り取った大量の雑草は、畝にまいて草マルチに利用します。
家庭菜園の土づくりにも利用できて一石二鳥です。
畝の近くに『緑肥ミックス』を植えていれば、雑草をきれいに刈ることによって、緑肥の華やかさがより際立ち、菜園がよりきれいな景観となります。
『緑肥ミックス』は、不耕起栽培などに相性のよい緑肥をバランスよく配分された商品であり、これについて別記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
圃場の居心地の良さは、家庭菜園のモチベーションに大きな影響をもたらします。
菜園に出たら元気をもらえる、、、家庭菜園を始めようとする方にはぜひ体験していただきたい。
きっと、草刈りや家庭菜園がもっともっと楽しくなるはずです。
次に雑草の効率的な刈り方についてご紹介します。
雑草を芝生風にする方法
芝生風の雑草を作っていく作業は極めて簡単で、
- 伸びてきた雑草を4、5センチ程度の高さで刈り揃える。
- それを定期的に繰り返す
以上です。
定期的に刈り込むことで自然と刈り込みに強い雑草が生き残ります。
その場所の環境に適した雑草が生き残って増えていくので、無理のない、手入れのいらなない雑草が残ります。
刈り込みに強い雑草でいうと、地下茎のイネ科「ハマスゲ」やほふく性がある一年草の「スズメノカタビラ」等があります。
ハマスゲは地下茎の雑草で、根っこにある塊茎とよばれる場所に養分を蓄えており、その塊茎より上の部分を刈りこんでもすぐに再生してきます。
夏場に旺盛になり、太陽の光が大好きな植物です。逆に光が弱くなると繁殖力が落ち着きます。
畑ではかなり厄介視される雑草ではありますが、庭づくりの味方にすれば最強です。
芝生よりも柔らかいため、裸足で踏んでも心地よい感触があります。
スズメノカタビラはイネ科一年草の雑草です。
種でも繁殖しますが、ほふく性があり、暖かくなると一気に繁殖し始めます。
刈り上げには非常に強く、多少強めに刈りこんでもすぐに再生してきます。
私の庭に群生しているのもこのスズメノカタビラです。
注意点は、畝にこのスズメノカタビラを侵入させないことです。
対策としては、
畝直近は強めに刈り取る
畝の脇に、緑肥を育てる
ことで、雑草の侵入を大方防ぐことができます。
畝に入ってしまった場合、少し面倒ですが、根気強く駆除するように心がけましょう。
これらを定期的に刈り込んで、芝生風にしていきます。
雑草の刈り込みは「芝刈り機」一択
これらの雑草を相手にしていくには、庭の広さによりますが、のこぎり鎌では対処しきれません。
そんな場合は、手動若しくは電動の芝刈り機を購入することをオススメします。
芝刈り機で雑草を刈れるのか、、、
説明書には、「芝生を刈る用のものです」と記載があったりします。
ですが、雑草でも問題なく刈れます。
むしろ雑草の方が芝生よりやわらかいので、簡単に刈り込めます。
芝刈り機は高さが固定できるので、きれいに刈り取ることができます。
芝刈り機には大きく分けて
リール式、ロータリ式
があります。
バリカン式と呼ばれるものもありますが、刈り上げ範囲が狭すぎて、メインで使用するのはおすすめできません。
リール式やロータリー式が刈り込めない、庭の際や端で使用用途があるかもしれませんが、それであれば草刈り機の方が使い勝手はよいと思います。
リール式の芝刈り機は、刈り取る範囲が広く一気に刈り上げられます。
メンテナンスをしっかりしていれば、きれいに刈り取れます。
ローラーよりも切り口がきれいに刈り取れますので芝生を育てる場合にはオススメだと思います。
ただ、きれいな切り口を保つためには、芝刈り機の定期的なメンテナンスが必要になります。
また、リール式は雑草が長くなると刈り込むことができません。
ですので、夏場の成長の早い雑草を刈りこむにはリール式では大変になる可能性があります。
雑草の刈り込みに一番適しているのはロータリー式です。
長くなった雑草でも一気に刈り込むことが可能で、トラブルなくスムーズに刈り込むことができます。
私が使用しているのも、このロータリー式の電動芝刈り機ですが、ストレスフリーに刈り込めています。
切り口がリール式に比べて若干荒くなり、雑草を刈りこんだ際に葉の先端が少し白く枯れたようになりますが、雑草の場合生命力が強いせいなのか、切り口の粗さが目立ちません。
私が芝生風雑草を生やしている場所は大体100平米くらいの広さになります。
手動と電動の芝刈り機、どちらも購入して使ってみましたが、結果、電動の方が圧倒的に刈り込みがスムーズで楽でした。
雑草を生やしている場所が広くない場合は手動のリール式でも良いかもしれません。
その場合、すぐに切れ味が落ちてメンテナンスが必要になる安価のものは避け、それなりのものを選びましょう。
おすすめなのが、ハッピーバーディーモアという商品、、、
手動の芝刈り機では一番有名なものだと思いますが、リンクを張り付けておきますので参考にしてください。
私が実際に使用したことがある商品の中で、手動のリール式はこれ一択です、、、
次に電動の芝刈り機ですが、私はマキタMLM330Dという商品を使用しています。
特段マキタ商品を選ぶ必要はありませんが、私はマキタの草刈り機等の製品を使用しており、そのバッテリーを使いまわしできることを理由にマキタ商品を購入しました。
結果、すごく快適に使用できています。
雑草を刈りこむ力、刈った草を溜めるボックスの容量、安定性、収納力、形状等すべてにおいて何一つ不満がありません。
ロータリー式の電動芝刈り機は、マキタの他にアイリスオーヤマやリョービからリーズナブルなものが販売されていますので、以下リンクを参考にしてください。
刈り上げる方法
高さを調整して刈り上げるだけです。
1点だけ注意点として、刈り上げる高さを低くしすぎないことです。
雑草を芝生のようにするためには高さが重要です。
あまり低すぎると雑草が弱ってしまい、枯れてきてしまいます。
雑草なので気にはならないかもしれませんが、やはり雑草でも元気があるほうがきれいに見えます。
マキタ製品は、高さを8段階まで調整でき、取説を確認すると、
2㎝(1段階)~7.5㎝(8段階)
となっています。
自宅に生えている雑草の種類にもよりますが、私は成長が旺盛な夏場は5か6段階、冬場は7段階で刈り上げています。
徐々に自分の庭の雑草に合った高さに調整してきれいに刈り上げていきましょう。
100平米の広さを電動ロータリー式で刈り上げれば、10分もしない内に作業が終了します。
刈り上げ中に、雑草を溜めておくボックスが1、2回満タンになるのでそれを畝の上に敷いていきます。
細かく切り刻まれた上質な草マルチの完成です。
また、効率よく刈り上げるための注意点として、雨が降った後や朝露が下りて雑草が湿っている状態での芝刈り機の使用はあまりおすすめできません。
刈れないわけではありませんが、刈っている途中に雑草が張り付いて、刈った草の収納ボックスが満タンになって上手くボックス内に草が入ってくれません。
機械が故障したり、雑草が刈れないわけではありませんが、効率よく短時間で作業をしたい場合は、雑草が湿っていないタイミングで刈り上げるのがポイントです。
また、芝刈り機は極力平らなところの方がきれいに刈りやすいです。
特に手動リール式は、敷地がデコボコしすぎると、芝刈り機が大きく上下して、刈り上げにムラができやすくなります。
「絶対」ではありませんが、芝生風雑草をはやす場所は極力平らにしておくこともポイントです。
最後に
雑草を芝生代わりにする方法、、、いかがだったでしょうか。
見た目は芝生に劣るものの、刈りこむだけで、費用や手間がかからないグランドカバーができあがります。
刈り上げた雑草は、草マルチとして土づくりの素材にもなります。
畝の周りに緑肥をしっかり生やしていれば、雑草が簡単に畝に侵入することもほとんどありません。
もし、持て余した敷地があるならば、芝生風の雑草を一度試してみてください。
今回の記事で質問などありましたら、今後の記事作成の参考になりますので是非お問い合わせ フォームからコメントをお願いします。
また、今後もみなさんに有益な情報をお届けできるように努めてまいりますので、コメント、お気に入り登録、リンク等々よろしくお願いします。
ありがとうございました。
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