MENU
ダイヤン
圃場に降りたったリーマン
こんにちは
自然農をベースに、自然に寄り添いながら、手間のかからないずぼら菜園を目指すダイヤンです。
サラリーマンしながら無農薬無肥料不耕起で野菜を育てています。
このブログでは、私の経験を下に
   家庭菜園を始めようとする方
   家庭菜園を維持することが大変だと感じている方
   家庭菜園に時間を費やす余裕がない方
に向けて、参考になるような情報の発信に努めてまいります。
質問等ありましたら、お答えできる範囲で返信させていただきますので、お気軽にお問合せ下さい。

コンパニオンプランツの相性が悪い組み合わせ一覧|失敗しないための野菜の組み合わせ禁止リスト

コンパニオンプランツで最初に学ぶべきことは、「相性の良い組み合わせ」ではありません。

相性の悪い組み合わせ」です。

こんにちは。無肥料・無農薬・不耕起栽培で、自然に寄り添う家庭菜園を実践しているダイヤンです。

良い組み合わせの恩恵は少しずつ積み上がりますが、悪い組み合わせのダメージは一気に出ます

せっかくコンパニオンプランツを活用しても、悪い組み合わせが混ざっていれば台無しになってしまいます。

特に要注意なのが「ネギとマメ科を一緒に植えること」。

どちらも夏野菜の定番コンパニオンプランツですが、この2つを同時に使うのは禁忌です。

この記事で、知らなかった「禁止の組み合わせ」を確認してください。

あわせて読みたい
自然農・不耕起栽培の始め方|サラリーマンが週末だけで続けられる理由と実践5ステップ 「平日忙しいのに家庭菜園なんて続くのかな…」——家庭菜園を始めようとしたとき、多くの人が一度は抱える不安だと思います。 実は、自然農・不耕起栽培は忙しい現代人こ...
目次

なぜ『相性の悪い組み合わせ』を知ることが最優先なのか

コンパニオンプランツというと、「この野菜とこの野菜を一緒に植えると育ちがよくなる」という情報がよく紹介されます。

でも実は、相性の悪い組み合わせを知ることの方がずっと重要です。

理由は2つあります。

まず、悪い組み合わせのダメージは大きく、かつ早く出ます。

相性の良い組み合わせの恩恵は時間をかけて積み上がりますが、悪い組み合わせの影響は生育不良・枯死という形で一気に現れます。

次に、見落とされやすいからです。

メインの野菜に対して相性の良いサブ野菜を複数植えた結果、そのサブ野菜同士の相性が悪かった、というケースがよくあります。

代表的なのが「ネギとマメ科」です。

どちらも夏野菜の定番コンパニオンプランツですが、この2つを同時に植えると互いの有用菌を殺し合ってしまいます。

無農薬・無肥料栽培では自然の力が命綱です。

その自然の力でマイナス要素を生み出してしまっては元も子もありません

まず悪い組み合わせを覚えて避けること。そこから始めましょう。

相性が悪い野菜の組み合わせ一覧表

よく育てられる野菜ごとに、相性が悪い組み合わせをまとめました。植え付け前に必ず確認してください。

育てる野菜相性✕野菜影響相性◎野菜
ナス科
・トマト
・ナス
・ピーマン
ス科・ウリ科・アオイ科(オクラ)・キク科(ごぼう
レタス)
栄養競合・センチュウ増殖バジル・マメ科・
ヒガンバナ科(ネギ類)・
アブラナ科
トウモロコシ背丈高日光不足
キュウリ(ウリ科)ナス科・セリ科・キク科・インゲンセンチュウ増殖マメ科・ヒガンバナ科・シソ科
エダマメ(マメ科)ヒガンバナ科(ネギ等)マメ科菌類の死滅ナス科・ウリ科・アブラナ科
ニンジン(セリ科)ナス科・ウリ科センチュウ増殖アブラナ科・ネギ類・マメ科(インゲン除く)
大根(アブラナ科)ネギネギ物質嫌い又割れニンジン
白菜・キャベツ(アブラナ科)ネギ類・アブラナ科結球しない
害虫呼び寄せ
キク科(シュンギク・レタス等)ナス科
レタス(キク科)ニラニラ物質嫌い生育不良アブラナ科・マメ科等
ジャガイモ(ナス科)ネギ以外野菜・アブラナ科・ナス科等センチュウ増殖
生育不良
ネギ
イチゴニラ栄養競合ニンニク

相性が悪い組み合わせが起こす3つの問題

相性の悪い組み合わせが生育不良を引き起こす原因は、主に3つあります。

① センチュウの増殖|根に寄生して野菜を枯らす厄介な虫

センチュウは土壌に潜み、野菜の根に寄生する害虫です。

肉眼ではほぼ見えず、一度増殖すると対処が大変です。

代表的な種類は3つです。

ネコブセンチュウは根にコブを作り、ネグサレセンチュウは根を腐らせ、シストセンチュウは晴れた日にしおれと回復を繰り返させ最終的に枯らします。

いずれも野菜の生育を大きく阻害します。

センチュウはナス科・ウリ科・ゴボウ・レタスなどの根を好んで産卵場所にします。

これらの相性が悪い野菜を続けて植えると、センチュウが増殖して圃場全体が危険な状態になります。

対策としては、センチュウが増殖しやすい組み合わせを避けることが基本です。

えん麦・イタリアンライグラス・クリムゾンクローバー・マリーゴールドなどの緑肥をうまく使うことでも対策できます。

これらにはセンチュウを死滅させる成分が含まれています。

② 栄養素の競合|同じ栄養を取り合って育たなくなる

同じ種類の野菜や、必要な栄養素が重なる野菜を密植させると、栄養の取り合いが起きて生育不良になります。

代表的なのがトマトとジャガイモの組み合わせです。

どちらもナス科で栄養を大量に必要とするため、一緒に植えると栄養を奪い合って双方が弱ってしまいます。

また、ニラとイチゴも相性が悪い組み合わせです。

両者は土の中で同じ深さに根を張るため、根が物理的に干渉し合って互いの生育を阻害します。

同じ科目の野菜の密植や、根の張り方が似た野菜の組み合わせは避けましょう。

③ 共生微生物の相性が悪い|ネギとマメ科が一緒に植えられない理由

コンパニオンプランツとして最もよく使われるネギとマメ科ですが、この2つを一緒に植えることは絶対に避けてください。

ネギの根に共生する微生物は抗生物質を作り出して土壌の悪い菌を死滅させます。

しかしこの抗生物質は、マメ科の根に共生する根粒菌や菌根菌にも作用してしまいます。

マメ科の最大の強みである窒素固定とリン酸供給の効果が失われてしまうのです

どちらの野菜もトマト・ナス・ピーマン・キュウリなどの夏野菜と相性が良いため、一緒に使いたくなりますが、ネギ類とマメ科は別の場所・別の畝に分けて使いましょう。

ネギ類とマメ科は一緒に植えない」——これはコンパニオンプランツの鉄則として必ず覚えておいてください。

相性の良い組み合わせ(コンパニオンプランツ)の基本3効果

悪い組み合わせを避けた上で、相性の良い組み合わせを活用しましょう。

コンパニオンプランツの効果は主に3つです。

① 生育促進|マメ科が窒素とリン酸を供給する

エダマメ・インゲン・落花生などのマメ科野菜の根には、窒素を土壌に固定する根粒菌と、リン酸を供給する菌根菌が共生しています。

これらの菌がナス科・ウリ科・アブラナ科など多くの野菜の生育を促進します。

マメ科と一緒に植えることで、肥料なしでも野菜に必要な栄養が自然に補給されます。

トマトとバジルも生育促進の相性の良い組み合わせです。

トマトにとって余分な水分をバジルが吸収し、甘みが増します。

コンパニオンプランツについての記事はコチラ↓

② 害虫忌避|臭いと色を混ぜ合わせて害虫を遠ざける

害虫の多くは臭いや色を頼りに野菜を見つけます。

複数の野菜を混植することで臭いと色が混ざり合い、害虫が目的の野菜に到達しにくくなります。

代表的な組み合わせは、

キャベツ・白菜×レタス・シュンギク

大根×ニンジン、トマト×バジルです。

キャベツの臭いに引き寄せられるモンシロチョウ(アオムシ)は、レタスやシュンギクのキク科特有の強い香りを苦手とします。

互いの害虫を忌避させ合う秋冬野菜の理想的な組み合わせです。

③ 病気予防|ネギ・ニラが土壌を殺菌する

ネギ・ニラ・ニンニク・ショウガの根に共生する微生物は、土壌の病原菌を死滅させる抗生物質を作り出します。

これらをナス科・ウリ科の夏野菜の近くに植えることで、土壌が清潔に保たれ、連作障害の予防にも効果があります。

ただし前述の通り、ネギ類はマメ科と一緒に植えることはできません。

ネギ類とマメ科は別々の畝・場所で活用してください。

輪作で連作障害を防ぐ|密植の相性と輪作の相性はセットで考える

コンパニオンプランツの相性は「同時に植える」密植の話ですが、「順番に植える」輪作の相性も同様に重要です。

同じ科目の野菜を同じ場所に続けて植えると、土壌の栄養バランスや微生物のバランスが偏り、連作障害が起きます。

ただし、組み合わせを工夫することで連作が可能になる場合もあります。

代表的なのが、

ナス科(春夏)→アブラナ科(秋冬)→ナス科

という輪作サイクルです。

ナス科はアブラナ科が育った後の土と相性が良く、アブラナ科はナス科が育った後の土と相性が良いため、この順で植えると土壌のバランスが自然に整います。

密植での相性だけでなく、輪作での相性も意識することで、連作障害を大幅に減らすことができます。

連絡障害に関する記事はこちら↓

さいごに

今回の記事のまとめです。

コンパニオンプランツで最初に学ぶべきことは「相性の悪い組み合わせ」です。

特に「ネギとマメ科は一緒に植えない」「同じ科目の野菜を密植しない」「センチュウが増殖しやすい組み合わせを避ける」——この3点を押さえるだけで、無農薬栽培での失敗が大幅に減ります。

悪い組み合わせさえ避けれれば、あとはたくさんの種類の野菜を密植させ、有益な雑草を残して植物の多様性をどんどん増やしていきましょう。

多様性が豊かな畑には、益虫が集まり、微生物が育ち、野菜が元気に育つ——自然の力が最大限に発揮される、居心地のよい空間ができあがっていきます。

この記事が、みなさんの家庭菜園のヒントになれば嬉しいです。

また次回も、自然農法の視点から家庭菜園を楽しむヒントをお届けします。

コメント・お気に入り登録もよろしくお願いします。

ダイコンの花
  • URLをコピーしました!
目次