こんにちは。
無肥料無農薬、不耕起栽培により自然と寄り添いながら手間のかからない家庭菜園を実践、研究中のダイヤンです。
これから家庭菜園を始めようとしている方、家庭菜園に時間をとれない方、家庭菜園にお金をかけたくない方々に向けて
家庭菜園をもっと簡単に、手間がかからなず、コスパよく始めていくために役立つ情報
を5つにまとめて記事にしてみました。
みなさんの参考になれば幸いです。
プランター栽培よりも地植え栽培
『役立つ情報』一つ目はプランター栽培よりも地植えをオススメすることです。
野菜を育てる方法には、ベランダや庭の空いたスペースでプランターを使って野菜を育てる「プランター栽培」、肥料農薬を使用した「慣行栽培」、堆肥などの有機肥料を使用する「有機栽培」、無肥料無農薬不耕起で育てる「自然農栽培」等々、色んな方法があります。
家庭菜園をできるだけ手間のかからない方法で行っていくためには、私は『地植え』での栽培をオススメします。
これはあくまで、手間のかからない家庭菜園を持続することを前提にした私の考えであり、プランター栽培を批判するものではないので、その点ご理解下さい。
プランター栽培は、プランターと少ない量の土だけで始められることから、家庭菜園を始めるまでの手間がかからないという点で大きなメリットがあり、野菜作りを試しにやってみたいという方には私もオススメだと思います。
ただ、プランター栽培の実状は
- 水やりをしなくてはならない(野菜の種類によりますが、春から秋にかけては毎日)
- 一度土を利用すると土の劣化、栄養バランスが崩れることにより、すぐに新しい土と交換しなければならない
- 肥料をあげなければならない
等と結構手間がかかります。
始めたばかりのモチベーションが高いときであれば、毎日丁寧に水やりしてあげることができますが、仕事が忙しくなったりして時間がなくなってくるとその作業が億劫になっていきます。(私も水やりを怠り枯らしてしまいました)
土を捨てたり、再利用するための作業は結構大変です。
また、プランター栽培では育てる野菜が限られています。
プレンターで育てられる野菜であっても、その収穫量は地植えに到底及びません。
大事に育てていてもほとんど実らなかったということがざらにあります。
そういった理由から、もし地植えができるスペースがあって、どちらにしようか迷うのであれば、私は断然地植えをオススメします。
不耕起で土を育てる
『役立つ情報』二つ目は不耕起で畝の土壌を育てていくことです。
私がご紹介する手間のかからない家庭菜園は「不耕起栽培」が大前提です。
地植えで野菜を育てるために一番大変な作業はのは土を耕して畝を立てることではないでしょうか、、、
この作業は、通常野菜の収穫がひと段落する冬や夏に行い、家庭菜園で行う小規模であっても非常に労力がいる作業です。
この畝を耕す作業、、、これがなくても土を理解して対策をすれば野菜は育ちます。
むしろ耕さない方が年々失敗が少なくなっていきます。
実質、私はもう4年間畝を耕すという作業を行っていません。
それでも問題なく野菜が育っていますし、むしろ虫や病気にやられることが少なくなりました。
なぜか、、、
まず、土は私達が耕さなくても、土壌の生態系を管理していけば、雑草、野菜等の植物の根や土壌の微生物、ミミズ等の土中生物が土を耕してくれます。
そして、畝に適量の有機物を入れてやれば、それを微生物や菌が分解し、そのときに発する分泌液が土の粒子をくっつけ団粒構造を構築し、それにより土と土の間に隙間生まれ、空気や水の通り道となり、土がフカフカになっていきます。
団粒構造が構築されれば、多少雨が降ったところで崩れることはありません。
土が柔らかくなり、空気と水の通り道ができれば、そこに野菜に養分を供給してくれる微生物が増え、より野菜が育ちやすい環境が築かれます。
いやいや、耕さないと土がめっちゃ固くなっちゃうでしょ、、、
その通りです。
肥料や農薬を使い続け、土を人の手で耕し続けた土は、微生物等の生態系が全く築かれていません。
耕してフカフカになっても、その土はサラサラの砂のような状態、保水性も保肥力もなく、常に水や肥料を与えなければならない状態です。
雨などで一度水分を含むと、耕してできた隙間も水と一緒に土が流れ込んで埋めてしまい、乾いた時にはガッチガチの土に戻ってしまいます。
そのために不耕起で土の生態系を崩さない方法で土を育てていきます。
不耕起栽培の畝立て方法について詳しくまとめていますので興味がある方は参考にしてください。⇩
土を育てる方法を次の項目で説明していきたいと思います。
草マルチで土を育む
『役立つ情報』三つ目は、刈った雑草を畝に敷く『草マルチ』を利用して、通常のマルチングの効果に加え、畝に
- 土壌改良
- 養分補給
- 保湿
の効果を与え続けることです。
『草マルチ』は前述した不耕起栽培を行っていく上で必要不可欠な作業であり、無肥料無農薬栽培で行う農法では基本の作業となります。
行う作業は、
刈った雑草、野菜残渣等を畝の上に敷く
だけです。
土が見えなくなるまで、畝の上に雑草等の植物性有機物を敷き詰めていきます。
単純で簡単な作業ですが、効果は絶大です。
マルチの効果を果たしながら、徐々に微生物に分解され、土に帰っていきます。
有機物が増えるとそれをエサに、土壌の微生物を増えていきます。
微生物以外にも、ミミズ、昆虫等が住み着き、その排泄物や死骸が有機物となって循環していきます。
草マルチの主な効果は
- 植物性有機物が主となる栄養素は野菜にとってバランスが良い
- 直射日光を避けることで、土の保湿、劣化防止、地温の急激な変化を防止する
- 泥の跳ね返り等による野菜の病気感染予防
- 雑草抑制
- 景観が良くなる
等のさまざまメリットが詰まっており、少ない手間で、大きな効果を得ることができます。
そして手間をかけないという点でいうと、「マルチを張る」作業を省略できるところも大きなメリットです。
ビニールマルチをはる作業は大変な作業になります。
きれいにはれていないと景観が悪くなるため、何度も張り直さなければならないこともあります。
その点、草マルチは普段処理した雑草をごみとして出すのではなく、畝の上に敷くだけ、非常に簡単な作業です。
『草マルチの方法』、『のこぎり鎌の使い方』について詳しくまとめた記事を参考にしてください。
水やり不要、週一ストチュー水
『役立つ情報』四つ目は、野菜に無駄に水やりをしないことです。
仕事が忙しかったりすると、やはり毎日の水やり作業はとてもたいへんですよね。
私は野菜や畝の状態を確認することができるので、水やりは結構好きな方なのですが、仕事が忙しくなると、雨ごいをするほど水やりが嫌になります。(笑)
その水やりも基本的には必要ありません。
むしろ水やりが、野菜をダメにしてしまうことがあります。
水やりをすると、野菜がそれに甘んじて、深くまで根を伸ばそうとしません。
水やりにより、
根を伸ばさなくても、水を得ることができる環境を人が作ってしまっている
のです。
十分に根を張らずに育った野菜は、乾燥等の環境変化に弱くなってしまい、真夏の猛暑にやられてしまうことがあります。
畝の水分は表面から下へ下へと乾燥していきます。
その自然の原理に従って、野菜は水を得るために下へ下へと土壌の水分を追って、深くまで根をはろうとするのです。
人が与える水やりは中途半端です。
土の奥深くまで水分を含ませるためには、かなりの水の量と時間が必要です。
水やりにより中途半端に水分を含ませてしまうと、植物は表面に水があると勘違いして、根を深くはろうとしません。
なので、真夏の暑さで十日以上雨が降らない日が続くような場合を除いては、水やりは厳禁です。
その代わりに、しっかりと草マルチをしていれば、土の乾燥をある程度の範囲で防ぐことができます。
梅雨が明けたタイミングでしっかりと草マルチをかけてやります。
『草マルチ』と同様に重要な作業が、毎日の水やりの代わりに、
週に1回のストチュー水の葉面散布
です。
ストチュー水とは、酢、焼酎、木酢液1:1:1で混ぜた駅を水で300~1000倍に希釈した液体です。
これは雨が降った、降っていない関係なく、週に1回行うことをオススメします。
作り方や詳しい効果については、下の記事に詳しく書いていますので、興味がある方は確認してみてください。
農薬や化学肥料を使用しないストチュー水の葉面散布は、害虫忌避、病気予防、ミネラル等の養分補給などなど、とても重要な役割を担ってくれる、必要不可欠な作業です。
野菜が病気になったり、害虫等が増えてしまうと、無駄な手間がかかってしまいますし、最悪野菜がダメになってしまいます。
ストチュー水を適度に活用して、手間のかからない環境を作っていきましょう。
緑肥ミックス
『役立つ情報』5つ目は、『緑肥ミックス』を活用することです。
緑肥の効果は、土にすき込んで肥料にする、、、だけではありません。
植物の力で土を耕し、土に養分を固定しながら、畝の近くに益虫を増やし、そして、草マルチに適した良質な有機物を作ることができる等々、緑肥はみなさんの想像以上の働きをしてくれます。
無肥料無農薬、不耕起栽培で手間のかからない環境を作っていくためには欠かせません。
ただ、
何も考えずに緑肥を使ってしまうと危険な面もあり
ます
白クローバーのような、一度植えてしまうと、増殖しすぎてやっかいな緑肥があります。
そして、偏った緑肥を植えてしまうと、畝の栄養バランスや生態系のバランスが崩れてしまうこともあります。
緑肥をバランスよく選ぶのは結構大変です。
そこで、利用していただきたいのが、
つる新種苗さんの緑肥ミックス
です。
イネ科とマメ科のバランス、一年草と多年草のバランスが非常によく考えられて構成されています。
これ一つを購入すれば、家庭菜園規模であれば、必要最小限の労力、コストで、最大限の効果を発揮してくれるはずです。
つる新種苗さんの回し者でもなんでもありませんが、使ってみて本当に良いと思ったので紹介させていただきました。
手間のかからない家庭菜園では、なくてはならない存在だと思います。
緑肥ミックスについてまとめた記事のリンクを貼り付けておきますので参考にしてください。
つる新種苗「緑肥ミックス」は、個別のホームページのみの販売となります。
つる新種苗さんの購入ページのリンクを貼り付けますので参考にしてください。
最後に
家庭菜園をより簡単に、よりコスパよく行うための情報から、重要なものを抜粋して説明させていただきました。
初心者さんであったり、仕事や家庭で野菜を作る時間がとれないという方には本当にオススメできる情報です。
ぜひ試してみてください。
また、今後もみなさんに有益な情報をお届けできるように努めてまいりますので、コメント、お気に入り登録、リンク等々よろしくお願いします。
ありがとうございました。
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