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ダイヤン
圃場に降りたったリーマン
こんにちは
自然農をベースに、自然に寄り添いながら、手間のかからないずぼら菜園を目指すダイヤンです。
サラリーマンしながら無農薬無肥料不耕起で野菜を育てています。
このブログでは、私の経験を下に
   家庭菜園を始めようとする方
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   家庭菜園に時間を費やす余裕がない方
に向けて、参考になるような情報の発信に努めてまいります。
質問等ありましたら、お答えできる範囲で返信させていただきますので、お気軽にお問合せ下さい。

家庭菜園の道具はのこぎり鎌1本でいい|最低限の道具で始める自然農・不耕起栽培の使い方と選び方

家庭菜園を始めようとすると、「道具をたくさん揃えなければ」と思いがちです。

育苗用の土、ポット、大量の堆肥、苦土石灰、耕運機——私も最初はそう思って、たくさん購入しました。でも実際に使ったのは、ほとんどのこぎり鎌と小さなスコップだけでした。

こんにちは。無肥料・無農薬・不耕起栽培で、自然に寄り添う家庭菜園を実践しているダイヤンです。

不耕起・自然農法の家庭菜園では、最初に揃える道具はのこぎり鎌1本で十分です。草を刈る、根を切る、土を引っかく——この1本があれば、野菜を育てることができます。

この記事では、のこぎり鎌1本で野菜を育てる方法・使い方・選び方と、あると便利な道具をまとめて解説します。これから家庭菜園を始める方が、無駄なコストをかけずにスタートできるよう、私の失敗体験も含めて正直にお伝えします。

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目次

なぜのこぎり鎌1本で野菜が育てられるのか

不耕起・自然農法の家庭菜園では、土を耕さず、肥料も使わず、農薬も使いません。その代わりに、刈った草を畝に敷く「草マルチ」という作業を繰り返すことで、微生物が土を育て、野菜が自然に育つ環境を作っていきます。

この「刈って敷く」という作業こそが、自然農の基本です。そしてそれを行うのに最も適した道具が、のこぎり鎌なのです。

耕運機も鍬も堆肥も、自然農では原則不要です。まずはのこぎり鎌1本で始め、自分の圃場に必要な道具を少しずつ見極めていく——それがコストを抑えながら長く続けるコツです。

のこぎり鎌1本で野菜を育てる3つのコツ

のこぎり鎌だけで野菜を育てるには、育て方に工夫が必要です。

① 簡単な野菜から始める

最初に育てるのにおすすめなのが、大根です。

大根を育てる作業は基本的に「種をまく」「間引く」だけです。痩せた土でもある程度勝手に育ちます。

9〜11月に時期をずらして種をまき、数本育てた内の1〜2本を収穫せずに放置しておくと、翌年5月ごろに種を作り、自動的に土に種をまいてくれます。そして9月ごろになると勝手に芽を出して、新しい大根が収穫できます——これが自然農の循環の面白さです。

夏野菜はナスとミニトマトがおすすめです。ネギやニラと一緒に植えるコンパニオンプランツを活用することで、管理がぐっと楽になります。

② コンパニオンプランツを最大限活用する

相性の良い野菜を一緒に植えることで、農薬なしで病気や害虫を防ぎ、生育も促進できます。

春夏のおすすめ組み合わせ:

  • キュウリ・ゴーヤ × 葉ネギ(ニラ)
  • ミニトマト × 葉ネギ × バジル
  • ナス × 葉ネギ(ニラ)

秋冬のおすすめ組み合わせ:

  • ほうれん草 × チンゲンサイまたは小松菜 × レタス類または葉ネギ(※レタスと葉ネギは相性が悪いため一緒に植えない)
  • 大根 × レタスまたはシュンギクまたはマリーゴールド

コンパニオンプランツを活用することで、失敗を防ぎ、余計な道具を買わずに済み、手間も減ります。

③ 土を育てることに専念する

野菜に手間をかけるより、土づくりに手間をかけることが大切です。土がしっかり育てば、野菜はおのずと育ちます。

土づくりの第一歩は草マルチです。刈った雑草や残渣を畝の上に敷くだけで、土の保湿・劣化防止・益虫の住処・微生物の増殖という多くの効果が得られます。

草マルチが自然農の土づくりの基本です。この作業こそ、のこぎり鎌が最も活躍する場面です。

のこぎり鎌の3つの使い方

自然農での草管理は、目的によって3つの刈り方を使い分けます。

① 成長点直下を刈る|雑草を再生させない方法

土の表面を少し削るように地際から刈ることで、雑草の成長点をカットできます。成長点を切ると、宿根草を除いてほとんどの雑草は再生しません。

根は抜かずにそのまま残します。残った根に微生物や菌が住み続け、やがて分解されて空気と水の通り道になります。

主に「野菜の直近に生える雑草を処理するとき」「種まきや苗の定植前に雑草を整理するとき」に使います。

② 15cm残して刈る|草マルチ資源を確保する方法

地上から15cm程度を残してカットする方法です。成長点を残すことで雑草が再生し、繰り返し草マルチ資材として使えます。

家庭菜園規模では草マルチ用の雑草が不足しがちです。「雑草がほしくてたまらない」という状態になるのが自然農の特徴です。この方法で継続的に雑草を確保しましょう。

また、雑草を残すことで益虫(テントウムシ・カマキリ・クモなど)の住処になったり、土への直射日光を防いだりする効果もあります。

③ 払い刈り|風の通り道を作る方法

手首のスナップを効かせながら、雑草の上部を払うように刈る方法です。密集した雑草の中に風の通り道を作り、蒸れや病気を防ぎます。

家庭菜園規模であればのこぎり鎌で十分ですが、広範囲になる場合は草刈り機があると便利です。私はマキタの充電式草刈り機(MUR194DZ)を使っています。ナイロンコード・樹脂刃・金属刃の3種類に付け替えができ、家庭菜園レベルには十分なコンパクトモデルです。

のこぎり鎌の選び方|ステンレス製と鉄製の違い

のこぎり鎌にはステンレス製と鉄製があります。

ステンレス製(価格:1,000円前後)
錆びにくく、硬くてよく切れます。研ぐのが難しく、2年程度で買い替えが必要になりますが、手間がかからないため初心者向けです。

鉄製(価格:ステンレスより安め)
研いで長く使えるため、道具を大切に扱いたい方に向いています。ただし錆びやすく、定期的なメンテナンスが必要です。

どちらか迷ったら、最初はステンレス製がおすすめです。

なお、のこぎり鎌は左利き・右利き用があるので、購入前に必ず確認してください。

あると便利な道具3選

のこぎり鎌以外で、あると助かる道具を3つ紹介します。いずれも「最初から必須」ではなく、必要を感じたときに揃えれば十分です。

① 防虫ネット

家庭菜園を始めた初期は、土の中の微生物が少なく周囲の雑草も少ないため、野菜が害虫の標的になりやすい時期です。そんなときに防虫ネットがあると安心です。

ただし、防虫ネットは完全に虫を防ぐものではありません。隙間から害虫が侵入し、テントウムシやカマキリなどの益虫も防いでしまうため、ネット内で害虫が大量発生することもあります。

あくまで補助的なものとして使い、メインはコンパニオンプランツや草マルチで対応するのが自然農のスタイルです。

② 支柱

夏野菜(トマト・ナス・ピーマン・キュウリなど)には支柱が必須です。市販品でも十分ですが、可能であれば竹や枝などで代用するのがおすすめです。

自然素材を使った方が圃場の居心地もよくなります。近くに農家さんがいれば、使わなくなった支柱を分けてもらえることもあります。

③ 7リットル以上のジョウロとメモリ付きバケツ

自然農では基本的に水やりを行いません。その代わりに週1回、ストチュー水を葉面散布します。

ストチュー水は酢・焼酎・木酢液を1:1:1で混ぜた原液を300〜1,000倍に希釈したもの。7リットル以上入るジョウロとメモリ付きバケツがあると、希釈作業がスムーズになります。

おすすめ道具1選|マキタ充電式芝刈り機MLM330DZ

6年間使い続けて最も満足している道具が、マキタの充電式芝刈り機(MLM330DZ)です。

芝専用として販売されていますが、雑草にも十分使えます。広い面積の草を一気に刈り揃えることができ、刈り上げた草をそのまま草マルチとして活用できます。

電動式は刈り上げの安定感が高く、力が要らず、雑草が長くなっても対応できる点で、手動式より圧倒的に使いやすいです。

週末の限られた時間に、草刈り・庭の手入れ・草マルチの準備を一気に済ませることができる、私が購入して最も良かった道具のひとつです。

さいごに

家庭菜園は、道具や資材をたくさん揃えないと始められないと思っている方も多いと思います。

でも、のこぎり鎌1本さえあれば野菜は育ちます。大切なのは道具の数ではなく、土を育てる方法を知ること、そして失敗しにくい野菜から少しずつ経験を積み重ねることです。

最初から完璧にやろうとして余計なものを買い揃えてしまうより、シンプルに始めて、必要なものを少しずつ見極めていく方が、結果的に長く続けられます。

失敗しても大丈夫です。来年また種をまけばいい——それがずぼら菜園の気楽さです。

この記事が、みなさんの家庭菜園のヒントになれば嬉しいです。また次回も、自然農法の視点から家庭菜園を楽しむヒントをお届けします。コメント・お気に入り登録もよろしくお願いします。

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