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米ぬかの使い方|畑にまく量の目安と頻度・まきすぎたときの実際【自然農6年】

「米ぬかって、結局どれくらいまけばいいんだろう?」「どのくらいの間隔でまくのが正解?」「まきすぎたら何か悪いことが起きるの?」——米ぬかを使い始めた人が、いちばんつまずくのはここだと思います。

米ぬかが土にいい資材だという話は、あちこちで見かけます。でもわが家の畝に、今日どれだけまくかを決めてくれる情報は、意外と見つかりません。

こんにちは。無肥料・無農薬・不耕起栽培で、自然に寄り添う家庭菜園を実践しているダイヤンです。

わが家では6年間、米ぬかを使い続けています。使い方の説明ではなく、量・頻度・まき方をどう決めているか、そしてまきすぎたときに実際どうなったかを、正直に書きます。結論を先に言うと、わが家の米ぬかは「畝の様子を見て、少し足す・少し控える」だけの資材です。

目次

米ぬかは肥料ではなく、土の生き物への差し入れ

さじ加減の話に入る前に、立ち位置だけ確認させてください。ここを取り違えると、量の考え方がまるごと変わってしまうからです。

わが家で米ぬかをまく目的は、野菜に栄養を与えることではありません。土の中の生き物に、分解を進めてもらうための差し入れです。畝の上には刈った雑草(草マルチ)や野菜の残渣がいつも載っていて、それを土に還していく働き手が土の中にいます。米ぬかは、その働き手へのごちそうという位置づけです。

米ぬかはたんぱく質や糖類を含み、土の微生物のえさになりやすく、有機物の分解を後押しする資材として知られています。また、窒素・リン酸・カリのどれかが突出して多いわけではないため、多少多めにまいても土の栄養バランスが偏りにくいとされています。

わが家で米ぬかが登場したのも、この「分解のパートナー」としてでした。いちばん最初の使い方は、収穫が終わった残渣を細かく刻んで米ぬかをまぶし、畝の上に敷くというものでした。

「無肥料と言いながら米ぬかを使うのは矛盾じゃないの?」とよく聞かれます。わが家の感覚では、野菜に効かせる肥料ではなく、土の生き物への差し入れ。この線引きだけは6年間ずっと変えていません。

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わが家の米ぬかの量と頻度|一株一〜二握りを2〜3週に一度

いちばん聞かれるところから書きます。わが家の基準は、一株あたり一〜二握りを、2〜3週に一度です。

容器ですくって、一箇所に固まらせないようにまく

まず動作から。わが家では容器で米ぬかをすくってまいています。素手ではまいていません

📷 ここに写真を入れる

容器に入れた米ぬか(すくってまく直前の手元)。

▲写真はこのボックスの上(外側)に入れて、ボックスごと削除してください。

そして気をつけているのは量より配り方です。米ぬかが一箇所に固まらないように、少しずつまいていく。これだけです。同じ量でも、一点にどさっと置くのと、広く薄く配るのとでは、その後の様子がまったく違います。固まったところは湿ってべたつきやすく、逆に広く配れば草マルチ全体になじんでいきます。

一箇所に固めない」——米ぬかの扱いで、わが家がいちばん意識しているのはこの一点です。

「一〜二握り」はざっとの感覚で足りる

一株あたり一〜二握りと書きましたが、これはざっとの感覚です。計量カップで量ったり、重さを測ったりはしていません。

ストチュー水のようにきっちり量る資材と、米ぬかのようにざっとでいい資材があって、米ぬかは後者だとわが家では割り切っています。前述のとおり、米ぬかは特定の成分が突出しないため多少の幅は偏りにくいとされていますし、実際6年間、感覚でまいてきて量そのもので困ったことはありません。

なお、一般的な解説では畑に1㎡あたり100〜200g程度という目安をよく見かけます。わが家は株を見て数えるやり方なので、単位が違います。畝全体に均一にまくのではなく、育っている株のまわりに配っていく感覚です。

「握り」でいい理由

米ぬかは効かせる相手が野菜ではなく土の生き物なので、1g単位の精度が要りません。それより「一箇所に固めない」「少なくこまめに」のほうが、結果に効いてきます。

頻度は2〜3週に一度が基本

まく間隔は、2〜3週に一度を基本にしています。株の様子と収穫の具合を見ながらなので、きっちり14日ごとに、という管理はしていません。

そして重要なのは、この「2〜3週に一度・一〜二握り」があくまで基本の目盛りだということです。わが家が実際にやっているのは、この目盛りをそのつど少し上げ下げすることで、上げ下げの判断材料は野菜ではありません。次の章がこの記事の本題です。

増やすか控えるかは、草マルチの状態で決めている

わが家が米ぬかの量を上げ下げするとき、見ているのは草マルチです。葉の色でも、実の付き方でもなく、畝に敷いた草の状態です。

なぜなら米ぬかの役目が「分解を後押しすること」だからです。分解が滞っていれば足す。分解が速すぎれば控える。米ぬかは量を積み上げる資材ではなく、分解の速さを調整する資材として使っています。

米ぬかの量は草マルチを見て決める 米ぬかの量を上げ下げするとき見ているのは、葉の色でも実の付き方でもなく畝の草マルチ。分解が滞っていれば足し、速すぎれば控える。梅雨に腐りかけたときの手当ては順番が大事で、まず草マルチをかき混ぜて空気を入れ、そのあとで米ぬかを少し多めにまく。それでも進まないときは草マルチの間に直接入れる。基本の量は一株に一〜二握りを2〜3週に一度。 米ぬかは、草マルチを見て決める 葉の色でも実の付き方でもなく、畝に敷いた草の状態です 分解が滞っている 足す 分解が速すぎる 控える ※量を積み上げる資材ではなく、分解の速さを調整する資材です 梅雨に腐りかけたときは、順番が大事 1 草マルチをかき混ぜて、空気を入れる 2 米ぬかを、ふだんより少し多めにまく 3 それでも進まなければ、草の間に直接 先に空気、あとから米ぬか。基本は一株に一〜二握りを2〜3週に一度
米ぬかの量は草マルチを見て決める

腐りそうなときは、かき混ぜて空気を入れてから少し多めに

いちばん出番が多いのが梅雨です。

水分量が多い時期は、畝の上の草マルチが分解ではなく腐敗のほうへ進んでしまうことがあります。わが家の場合、こうなりかけたときの手当てはいつも同じです。

STEP
草マルチを少しかき混ぜて、空気を送り込む

湿って詰まった層に空気を入れるのが先です。

STEP
分解を促進させるために、米ぬかを少し多めにまく

ふだんより少し多め。それでも一箇所に固めないのは同じです。

STEP
それでも進まないときは、草マルチの間に直接米ぬかを入れる

表面からふるだけでは届かないときの手です。

順番が大事です。空気を入れないまま米ぬかを足しても、湿って詰まった状態は変わりません。先に空気、あとから米ぬか。わが家ではこの2手でだいたい解決してきました。

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草マルチをかき混ぜてから米ぬかをまいた畝の様子。

▲写真はこのボックスの上(外側)に入れて、ボックスごと削除してください。

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分解が早すぎる夏は、あえてまかない

逆の場面もあります。夏場です

夏は分解がとても速く進みます。すると草マルチの量が追いつかなくなりそうになる——敷いたばかりの草がどんどん減って、土が顔を出しそうになるのです。わが家では土を裸にしないことを何より優先しているので、こういうときは分解を早めないように米ぬかの散布を控えます。まかないこともしばしばあります

「土にいい資材だから、まけばまくほどいい」ではないわけです。まかないという選択も、さじ加減のうちです。

夏に米ぬかを控えるのは、けっこう意外に思われます。でも草マルチが足りなくなるほうがわが家では困るので、分解のスピードをわざと落としています。

野菜の成長で少しだけ意識すること

メインは草マルチの状態ですが、野菜の成長段階で少し意識することもあります。わが家の実際はこうです。

時期わが家のまき方
苗を植えたばかりのころあまりまく印象がない(積極的にはまかない)
夏野菜が実をつけはじめる少し前よくまく(米ぬかに含まれるリン酸を意識して)
収穫が終わって片付けたあと残渣を畝に敷いてから、いつもより多めにまくことがある
草マルチが腐敗しそうなとき(梅雨など)かき混ぜて空気を入れてから少し多めに
分解が速すぎるとき(夏など)控える・まかない

実をつけはじめる前に多めにまくのは、米ぬかに含まれるリン酸が必要になる時期だと考えているからです。ただし正直に添えておくと、米ぬかがリン酸を含むことは一般に知られていますが、それが野菜にどれだけ届いているかをわが家で測ったわけではありません。まいた株とまかなかった株を比べる、といった検証もしていません。あくまで6年続けてきた中での意識づけです。

片付け後に多めにまくのは、敷いた残渣を分解してもらう相手が急に増えるからです。ここは「野菜のため」ではなく、やはり分解のためのさじ加減です。

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まき方の実際|表面にふって、草マルチを揺すって落とす

「まく」といっても置き場所が3通りあります。草マルチの上(表面)/草マルチの間/土に混ぜる。わが家の使い分けを書きます。

いちばん多いのは、ふりかけてから揺する

日常のほとんどはこれです。

STEP
容器で米ぬかをすくう

素手ではなく容器で。量は一株あたり一〜二握りが目安です。

STEP
草マルチの上から、一箇所に固まらないようにふりかける

広く薄く配るのが、量を測ることよりも大事です。

STEP
草マルチを揺すって、米ぬかを草マルチの中へ落としていく

表面に載せたままにしないための一手です。

STEP
微生物活性剤とストチュー水を散布して、水分を足す

分解が始まるには水分が必要なので、まいたら散布までをセットにしています。

ポイントは3番目です。表面に載せたままにせず、揺すって中へ落とす。米ぬかを食べてもらいたい相手は草マルチの下の湿った層にいるので、表面で乾いていては出番がありません。ふりかけて終わりにしないのが、わが家のまき方です。

📷 ここに写真を入れる

草マルチを揺すって米ぬかを中へ落としている手元。

▲写真はこのボックスの上(外側)に入れて、ボックスごと削除してください。

分解が進まないときだけ、草マルチの間に直接入れる

2番目の方法が、草マルチの間に直接入れるやり方です。これは日常ではなく、草マルチがうまく分解していないとき専用です。

具体的には、梅雨などで水分量が多すぎて草マルチが腐敗の方向に進んでしまっているとき。表面からふるだけでは足りないので、間に直接投入します。前章のSTEP3にあたる手当てです。

土にすき込むことはしていない

3番目、土に混ぜ込む(すき込む)のは、わが家では基本的に行っていません

理由を正直に書きます。土にすき込むと、窒素飢餓や発酵熱によって野菜の根を痛めてしまう可能性があると考えているからです。ただし——わが家でその障害を実際に見たわけではありません。ネットで調べたときに避けたほうがよさそうだと分かったので、最初からやっていない、というのが実際です。

一般には、次のように言われています。

  • 微生物が有機物を分解するとき、エネルギー源として土の中の窒素を多く使うため、土壌の窒素が一時的に足りなくなる(窒素飢餓)とされています
  • 米ぬかは水に濡れると発酵が進み、熱とガスの発生を伴うとされ、作物のそばでは根腐れや酸素欠乏につながるとされています
  • そのため土に混ぜたあとは2週間〜1か月ほど寝かせてから植え付けるのが一般的な目安とされています

わが家は不耕起栽培なので、そもそも土を混ぜる作業自体をしません。すき込まない理由が栽培方針と一致していたので、確かめる機会もなかった、というのが正直なところです。

ここで一つ、正直に書いておきたい食い違いがあります。一般的な解説では、表面にまいたままだと発酵が急に進んで虫が寄るので、土にすき込むべきとされることが少なくありません。わが家のやり方はその逆です。ただ、わが家の畝には常に草マルチという層があり、米ぬかはその中へ落とし込んでいます。裸の土の上に米ぬかを置いているわけではないので、条件が違うのだと考えています。一般の推奨が間違いだという話ではありません。

ここでの書き分け

この章は「わが家ではやっていない(=障害を見ていない)」と「一般には〜とされています」を重ねただけです。すき込むと必ず根が傷む、という話ではありません。

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まいた後に水分を足している

最後に、あまり語られない工程を。

わが家では米ぬかをまいた後、基本的に微生物活性剤とストチュー水を散布して水分を足しています。理由は、米ぬかをふりかけた後、微生物が分解を始めるにはそれなりの水分が必要だからです。

天気については、実はあまり気にしていません。雨が降る前のほうがいいのかもしれませんが、どちらが良いかは分かりません。それより自分で水分を足してしまうほうが確実なので、散布とセットにしています。

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まきすぎるとどうなるか|わが家ではアリが増えた

ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。米ぬかで困ったことはあまりありませんが、まきすぎには注意が必要だと考えています。理由は一つ、大量のアリを引き寄せるからです。

草マルチの下に、大量のアリが巣を作る

わが家の経験では、まきすぎたときは必ず、草マルチの下に大量のアリが巣を作っています。「たまに」ではなく「必ず」です。草マルチをめくると巣が現れる——これがわが家におけるまきすぎのサインです。

米ぬかとアリの関係については調べてみたことがあって、やはり関係性があるようでした。一般にも、コバエやアリは発酵で放出される香りに反応しやすく、畑や庭先で発生することがあるとされています。

📷 ここに写真を入れる

草マルチをめくったところにできていたアリの巣。※撮れなければこのボックスごと削除してください。

▲写真はこのボックスの上(外側)に入れて、ボックスごと削除してください。

アリそのものより、間接的に困ること

正直に書くと、アリが直接野菜に悪い影響を与えることはありません。葉を食べるわけでも、根を切るわけでもない。

困るのは間接的なところです。

  • アブラムシなどを呼び寄せるきっかけになる
  • 畑での植え付けがやりづらい(作業のたびにアリが出てくる)

「野菜が枯れる」ような分かりやすい害ではありません。でも、じわじわ面倒になる。だからまきすぎには注意が必要、という言い方になります。

手当ては「そのまま放置して、量を少し減らす」だけ

では巣を見つけたらどうするか。わが家の対応は、拍子抜けするほど何もしません。

アリが増えたとしても、すぐに野菜に悪い影響が出るわけではないし、これが自然だと捉えてそのまま放置します。やることは、米ぬかの量を少し減らすくらいです。巣を崩したり、何かを撒いたりはしません。

ただし、ここは効果を保証できません。量を少なくしたからといってアリが減るかどうかは、分かりません。わが家では「たぶん多すぎたのだろう」と考えて減らしてみる、というところまでです。

巣を見つけたときは、正直ちょっとうんざりします。でも6年やってきて、放っておいても野菜が駄目になったことはありません。慌てて何かするより、次から少し減らす。それくらいでちょうどいいと思っています。

一般に言われているほかの注意点

わが家で経験していないことも、知っておくと役に立つはずなので、一般論として分けて書いておきます。以下はいずれも、わが家の実感ではありません。

一般に言われていること補足
表面にまいて放置するとカビが出やすいとされる一方で、白いカビは問題視しないという実践者の声もあり、評価は一定していません
コバエが寄ってくることがあるとされる発酵の香りに反応するためとされています
ナメクジが集まりやすいとされる湿った環境を好むためとされています
土がかたまってしまうことがあるとされるまきすぎ・水分過多のときに言われます
大きな動物が寄ってくることがあるとされる地域や環境によります

わが家で実際に起きたのはアリだけです。ほかは起きていないので、「起きません」とも「起きます」とも書けません。環境によって違うのだろうというところに留めておきます。

保管のほうが、まき方よりよほど油断できない

意外に思われるかもしれませんが、わが家が米ぬかでいちばん気をつけているのはまき方ではなく保管です。

わが家の米ぬかは、精米のときに出るもの

わが家は親戚の米農家から米を買っていて、その米を精米するときに出る米ぬかを使っています。だから米ぬかそのものを買った経験がなく、値段の感覚を持っていません。この記事でコストの話をしないのはそのためです。

そして割とすぐに使い切ってしまうので、長期間保管せずにいられます。これが結果的に、わが家の保管を助けています。

袋の外側についた米ぬかに、虫が来る

ここが実感として強い部分です。

袋をしっかりしばっていても、袋の外側についた米ぬかを狙ってゴキブリがわきます。ゴキブリだけではなく、いろんな虫が一気にわきます。だから保管には注意が必要です。

中身を密閉したつもりでも、袋の表面に粉が残っていれば、そこが虫の目当てになる。米ぬかは粉なので、扱えばどうしても外側につきます。ここは想像しにくいところだと思うので、はっきり書いておきます。

わが家の対策は単純です。

  • 何重にも袋にする
  • できる限り早く使い切る

📷 ここに写真を入れる

何重にも袋をした米ぬか(保管しているときの様子)。

▲写真はこのボックスの上(外側)に入れて、ボックスごと削除してください。

冷蔵庫や密閉容器がいいのは分かっているけれど

一般には、気温や湿度が高い時期は傷みやすく虫やカビがわきやすいので、密閉できる袋や容器に入れて湿気のこもらない冷暗所で保管するのがよいとされています。ジップロックに入れて冷蔵庫で保管する、という方法もよく紹介されています。

わが家もそれがいいことは分かっています。ただ、そのスペースもないし、手間が面倒なので、そこまではしていません。代わりに「早く使い切る」ほうで対応しているだけです。

ここは胸を張れるところではありません。理想の保管は知っているけれど、やっていない。そのぶん「早く使い切る」に寄せています。ずぼら菜園なりの折り合いです。

残渣に米ぬかをまぶして埋めた場所は、6〜7年でどうなったか

最後に、いちばん時間のかかった話をします。わが家の庭は真砂土で、ここに畝を立てて始めました。

6〜7年ほど前、自然農を始めた初期のことです。実験的に、キャベツや白菜の残渣を、捨てるのではなく土に埋めてみようと考えて試しました。真砂土を掘り返し、刻んだ残渣に米ぬかをまぶして埋める。ただそれだけです。

その後、庭は雑草のグランドカバーにしたので、その場所を掘り返してはいません。つまり6〜7年、手を触れずに置いてある場所があります。今どうなっているか。

📷 ここに写真を入れる

★経年写真(rules⑲)=残渣+米ぬかを埋めた場所の今。撮影年を添えてください。

▲写真はこのボックスの上(外側)に入れて、ボックスごと削除してください。

土の見た目は、大きくは変わっていない

先に、期待をしぼませるほうを書きます。

元が真砂土なので、見た目が大きく良くなったわけではありません。残渣を埋めたからといって、突然黒土に変化するということはありません。掘って驚くような、ふかふかの黒い土になっているわけではないのです。

これは書いておきたいところです。「残渣を埋めれば土が生まれ変わる」という話ではありません。

変わったのは、雑草の勢いと密度

では何も変わらなかったのか。明確に違いが出ています。ただし土の見た目ではなく、そこに生えてくるものに出ています。

他の真砂土のエリアに比べて、明らかに雑草の生きがいいのです。雑草の成長の勢いも、密度もよく、その周りもイキイキとしている感じになっています。

土の色や手触りでは分からない差が、植物の育ちにははっきり出ている。6〜7年経って残ったのは、この結果でした。

何もしていない真砂土は、真夏に雑草すら育たなくなる

比較対象があるので、そちらも書きます。

何もしていない真砂土のエリアは、やはりまだ、雑草の隙間ができます。そして保水力がないからか、真夏に雨が降らない日が続くと、雑草ですら成長できなくなる時期があります

雑草が育たない土、というのは相当です。同じ庭の中で、片方は雑草がイキイキしていて、片方は真夏に雑草すら止まる。残渣+米ぬかを埋めた場所とそうでない場所の差が、こういう形で出ています。

📷 ここに写真を入れる

★経年写真(比較用)=何もしていない真砂土エリア。上の写真と同じ時期に撮って、撮影年を添えてください。

▲写真はこのボックスの上(外側)に入れて、ボックスごと削除してください。

雑草が増えるのは、わが家では困りごとではない

「雑草が増えた」と聞くと困りごとに聞こえるかもしれませんが、わが家ではむしろプラスです

理由は単純で、雑草が増えれば増えるほど、草マルチとしての使い道があるからです。わが家の畝はいつも草マルチを欲しがっていて、夏には足りなくなりそうになる(前述のとおりです)。その材料が育つ場所が増えたのなら、それは資源が増えたということになります。

残渣に米ぬかをまぶして土に還した場所は、土も雑草も元気になって、次の草マルチの材料を供給してくれる場所になりました。6〜7年かけて分かったのは、それくらいのことです。派手ではありませんが、わが家にとっては十分な答えでした。

埋めた翌年に雑草が一気に増えたときは、正直「やってしまったかな」と思いました。今は逆で、草マルチの材料が採れる場所として頼りにしています。

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ぼかし肥料は作っていない|生のまま使っている理由

米ぬかの話をすると、必ず出てくるのがぼかし肥料です。米ぬかなどを発酵させてから使う肥料です。

正直に書きます。わが家では、ぼかし肥料を作る予定はありますが、現在のところ使ったことがありません。だからこの記事では作り方も効果も書けません。使っているのは、精米のときに出た米ぬかをそのまま(生のまま)です。

理由をあえて言うなら、わが家の使い方が「土の生き物への差し入れ」だからです。畝の上に敷いた草マルチや残渣を分解してもらうために足すのであって、発酵を終えた肥料を野菜に効かせたいわけではありません。同じ米ぬかでも、表面にまくのか/発酵させて肥料にするのかで、役割はかなり変わります。

この線引き(表面にまく=差し入れ/発酵させる=肥料)については、資材の全体像をまとめた記事のほうが詳しいので、そちらに譲ります。

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場面別|米ぬかのさじ加減の早見表

ここまでを一枚にまとめます。わが家の判断基準なので、そのまま真似する必要はありません。

場面まき方ひとこと
ふだん一株一〜二握り2〜3週に一度表面にふって草マルチを揺する一箇所に固めない
梅雨など水分が多く、草マルチが腐敗しそう少し多め先に草マルチをかき混ぜて空気→米ぬか→間に直接空気が先、米ぬかが後
夏など分解が速すぎて草マルチが減る控える・まかない土を裸にしないほうを優先
苗を植えたばかりあまりまかない積極的な出番ではない
夏野菜が実をつけはじめる少し前よくまく表面にふって揺するリン酸を意識(検証はしていません)
収穫後の片付け・残渣を敷いたあといつもより多め残渣に行き渡らせる分解してもらう相手が増えるから
冬の判断は別記事に譲ります

冬の米ぬかについては、季節ごとの判断がまるごと変わるので、この記事では触れません。冬の土づくりの記事にまとめてあります。

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米ぬかについてよくある質問

米ぬかはどこで手に入りますか

わが家は親戚の米農家から買っている米を、精米するときに出る米ぬかを使っているので、購入した経験がありません。値段や入手先の比較はできないので、ここは書けません。一般には精米所やコイン精米機、米屋などで手に入るとされています。

まきすぎたかどうかは、どこで分かりますか

わが家の場合、草マルチをめくったときに大量のアリが巣を作っていたら「まきすぎ」と判断しています。まきすぎたときは必ずこれが起きているので、いちばん分かりやすいサインです。ただし、これはわが家の環境での目安です。

米ぬかをまくと虫が湧きませんか

わが家で実際に起きたのはアリだけです。ただし保管中の袋の外側については、ゴキブリを含めていろんな虫が一気にわくので注意しています。一般には、コバエやナメクジが寄ってくるとされる情報もあります。

米ぬかは土に混ぜたほうがいいですか

わが家では土に混ぜていません(不耕起栽培なのでそもそも混ぜません)。表面にまいて、草マルチを揺すって中へ落としています。一般には、すき込んだ場合は窒素飢餓や発酵熱の影響を避けるために2週間〜1か月ほど寝かせてから植え付けるのがよいとされています。わが家はそうした障害を見たことがないので、比較はできません。

米ぬかがない時期はどうしますか

わが家は精米のたびに手元に来るので、切れて困った経験がありません。ただし夏はあえてまかない時期があるので、「常にまき続ける資材」とは考えていません。まかない期間があっても、畝の様子が悪くなったことはありません。

米ぬかだけで野菜は育ちますか

わが家の実感では、米ぬか単体の手柄ではありません。草マルチ・残渣を還すこと・根を残すこと・不耕起、それらが合わさって成り立っていると感じています。米ぬかはそのうちの、分解を後押しする一手です。

さいごに

わが家の米ぬかは、一株あたり一〜二握りを2〜3週に一度。容器ですくって、一箇所に固まらないようにまき、草マルチを揺すって中へ落とす。それだけです。

上げ下げの判断は、野菜ではなく草マルチを見て決めています。腐敗しそうなら空気を入れてから少し多めに、分解が速すぎる夏は控える・まかない。まきすぎればアリが増えるので、そのときは次から少し減らす。6年やってきて身についたのは、この程度のさじ加減でした。

残渣に米ぬかをまぶして埋めた場所は、土の見た目こそ大きく変わりませんでしたが、そこに生える雑草の勢いがはっきり違います。急がずに待てば、こういう形で返ってくることもあるようです。

失敗しても大丈夫です。来年また種をまけばいい——それがずぼら菜園の気楽さです。

この記事が、みなさんの米ぬかの使い方のヒントになれば嬉しいです。また次回も、自然農法の視点から家庭菜園を楽しむヒントをお届けします。コメント・お気に入り登録もよろしくお願いします。

ダイヤン
ダイヤン
圃場に降りたったリーマン

無肥料・無農薬・不耕起栽培で、自然に寄り添う家庭菜園を実践・研究しています。

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