レモンの育て方|地植えしたあとにやることは4つだけ。剪定・虫・収穫の実際【消毒なし8〜9年】

レモンの苗を庭に植えました。さて、この先はどうすればいいのでしょうか。
植えたあとになって、こんなところで手が止まりませんか。
- 枝はどこを切ればいいのか。切りすぎて枯らさないか
- アゲハチョウの幼虫がついた。消毒しないとだめなのか
- 実はいつ穫るのか。黄色くなるまで待つのか
- 肥料はやらなくていいのか
レモンの情報は、どの品種を選ぶか・どこに植えるかという植えるまでの話が多くて、植えたあと毎年やることは、あまり書かれていません。わが家も、最初の何年かは手探りでした。
こんにちは。無肥料・無農薬・不耕起栽培で、自然に寄り添う家庭菜園を実践しているダイヤンです。
わが家のレモンは、いちばん古いリスボンで8〜9年生になります。買ってきて鉢で2年ほど育ててから、庭に下ろした木です。消毒はしていません。それでも毎年、1本あたりコンビニのビニール袋3袋分くらいのレモンが穫れます。
この記事では、さきほどの4つに、ひとつずつ順番に答えていきます。3月にどこをどこまで切っているか。アゲハチョウの幼虫とカイガラムシをどうしているか。いつ穫りはじめて、いつ穫り終わるか。株の周りに何を入れているか。うまくいっていることも、まだ足りていないことも、そのまま書きます。

先に結論だけ言うと、レモンは植えたあとにやることが少ない木です。年に1回の剪定と、見回りのついでの芽かき。それくらいです。
なお、どの品種を選ぶか・庭のどこに配置するかは別の記事の担当です。まだ苗を決めていない方は、先にそちらを読んでいただくと選びやすいと思います。

植えたあとにやることは、4つだけ
答えの全体像から書きます。わが家がレモンにしていることは、大きく分けて4つです。
- 3月、芽が出てくる直前ころに一気に剪定する
- 夏以降、畑に出たついでに伸びてきた芽をざっと摘む
- 1〜2週間に一度、ストチュー水を散布する
- 株の周りに、余った刈り草と米ぬかを入れる
害虫の見回りに時間を割いているわけでもなく、水やりもほとんどしていません。それでも実はつきます。
野菜のように毎週手をかける相手ではありません。そのかわり、年に1回の剪定だけは省けない——というのが、8〜9年やってきた実感です。ここから、さきほどの悩みの順に見ていきます。
枝はどこを切るのか。切りすぎて枯らさないか
いちばん多い悩みが、たぶんここだと思います。時期も、切る場所も、切る量も分からない。しかも間違えたら枯れそうで怖い。わが家がどうしているかを、順番に書きます。
切る時期は3月上旬。中旬には花が咲く
わが家では、3月、芽が出てくる直前ころに一気に剪定しています。レモンの花が咲くのは3月中旬ころなので、剪定を終えるとすぐに花が咲き始める、という順番です。
一般的にも、柑橘の剪定は新芽が動き出す前の2〜3月が適期とされています。新芽が芽吹く前であれば枝の構造が見えやすく、不要な枝の判断がしやすいためだと説明されることが多いようです。枝が混み合わなくなることで風通しが良くなり、病害虫の予防にもつながるとも言われています。
ただ、わが家が3月に切っているのは、正直に言えば理屈からではなく、そのタイミングがいちばん枝を見やすいからです。葉はついていますが、新しい芽がまだ動いていないので、どの枝が要らないかがはっきり見えます。
どこを切るのか——見ている順番
木の前に立って、次の順番で見ていきます。この順番は入れ替えると判断が崩れるので、わが家では毎年この流れでやっています。
まずはここから。枯れ枝を落とすと、木の骨格が見えやすくなります。この段階では迷う要素がないので、手が動き出すきっかけにもなります。
株元から出ている芽や枝、逆さ枝、内向枝、垂直に強く伸びている徒長枝、混み合っている枝。これらは途中で切らず、根本から落とします。
木の高さがあると収穫しにくいので、高さを制限するために切る枝。このまま伸びると通り道の邪魔になる枝。ここは「木のため」ではなく「わが家の都合」で決めています。
最後に、来年この木がどんな形になっていてほしいかを思い浮かべながら、残す枝を決めます。
3番目の高さと邪魔になる枝は、園芸書にはあまり大きく書かれていない部分かもしれません。でも家庭の庭では、ここがいちばん切実です。手が届かない場所になった実は、穫らないまま冬を越してしまいます。
📷 ここに写真を入れる
剪定を終えたあとの樹形(引きで1枚)。★旬は3月なので、公開には間に合いません。2027年3月に撮影する前提で枠だけ残しています。撮影年を添えてください。
▲写真はこのボックスの上(外側)に入れて、ボックスごと削除してください。
どれくらい切るのか
概ね3割程度に留めると言われていますが、わが家ではその通りにしていません。
木が元気な状態であれば、半分手前くらいまでの葉を落としてしまうような剪定をすることもあります。逆に、まだ未熟な木はすく程度、1〜2割程度に留めることもあります。木の状態を見ながら、その年ごとに決めている、というのが正直なところです。
切りすぎて枯らさないか——後悔はいつも逆でした
これが、いちばんお伝えしたいことです。
わが家では、過去に切りすぎたと思ったことはほぼありません。むしろもっと切っておいたらよかった、という後悔のほうがずっと多いです。夏に枝が茂ってきたとき、収穫のときに手が入らないとき、たいてい「3月にもう一段切っておけばよかった」と思います。
なので、少し切りすぎたくらいのほうが後から後悔しない——というのが、わが家の結論です。思い切って切ってしまうことをおすすめしたいと思っています。
ただし、樹勢が弱っている木は注意してください。元気な木と同じ感覚で切ると、そのまま弱ってしまうことがあります。あくまで「元気な木なら思い切っていい」という話です。

剪定ばさみを入れる前に迷ったら、その枝は切ってしまって大丈夫なことが多いです。わが家の場合は、ですが。
どこまで伸ばしていいのか——わが家は手が届く高さで止めている
わが家のレモンは、2メートルを少し超えるくらいの高さです。脚立を出さずに手が届く範囲、という基準で抑えています。収穫のしやすさがそのまま基準になっています。

ただし今後は、もう少し高さを出していきたいとも考えています。庭に影を作ってくれるような木に育ってほしいからです。日なたと日陰があることで空気に動きが生まれる——この考え方については庭に果樹を植えるときの記事に書いています。
道具は何を使えばいいのか
特別なものは使っていません。通販で売られている剪定バサミです。
ただし、切れ味が落ちたはさみで切ると切り口が潰れます。はさみの手入れについては別の記事にまとめていますので、そちらを参考にしてください。

切った枝はどうするのか
以前は、剪定した枝はそのまま堆肥の山に入れていました。ただ、木質化してそれなりの太さがある枝は、いまは粉砕機を使用して粉々にしてから、マルチとして使っています。
太い枝をそのまま堆肥の山に積むと、分解までにかなりの時間がかかります。粉々にしてしまえば、そのまま地面に還っていきます。刈った草を敷くのと同じ考え方です。

そもそも剪定しないとどうなるのか
わが家では剪定を数年怠ったことはありません。なので、これはよそのお宅の木を見ての話です。
知り合いの庭で、剪定せずに数年放置されているレモンの木を見たことがあります。枝が暴走していて、まず見た目が良くありません。実についても、できないことはないのですが、できづらくなったり、逆に出来すぎて一つの実にしっかり栄養が行っていない状態になったりしていました。
放っておいても枯れはしない。でも、枝も実も思うようにはならない——見せてもらってそう感じました。
夏に伸びてくる芽は、どうすればいいのか
3月の剪定が済んだら、次に気になるのが夏です。枝の途中から新しい芽がどんどん出てきて、放っておくと木がぼさぼさになっていきます。
わが家では、1週間に一度、畑に出たタイミングで、芽を出していれば手で摘んでいます。芽を出したばかりのものであれば、指で簡単に、早く取り除けます。大きくなってしまうと剪定ばさみが必要になるので、早いほど楽です。
大事なのは、ここで神経質にならないことです。すべて取り除こうとするとしんどいので、ざっと取り除く感じ。たとえ残してしまったとしても問題はありません。残った芽は、翌年3月の剪定でまとめて片づければ済みます。

畑仕事のついでに、通りすがりで摘む。それくらいの気持ちでちょうどいいと思っています。
消毒しないと、虫にやられないのか
2つめの悩みです。レモンといえばアゲハチョウの幼虫、そしてカイガラムシ。農薬を使いたくないけれど、使わずに済むのか——ここが分からないと踏み出せません。
結論から書くと、わが家はレモンに消毒をしていません。そのぶん虫はつきます。つきますが、いまのところ困ってはいません。なぜそうなったのかを書きます。
なお、野菜も含めた害虫との向き合い方そのものは別の記事にまとめています。ここではレモンにつく虫の話だけを具体的に書きます。

アゲハチョウの幼虫は、木が育てば気にならなくなった
わが家の木にも幼虫はついています。
ただ、木が大きくなり葉が十分についているので、いまはほぼ気にしていません。目に入ったときに取り除くこともあれば、そのまま放置することもあります。8〜9年生の木にとって、幼虫が食べる葉の量はたかが知れている、という感覚です。
気をつけたほうがいいのは、苗が若いうちです。葉の量そのものが少ない若苗の時期は、幼虫がつくとかなりの葉を食われます。ここは見回って取り除いたほうがいいと思います。
つまり、アゲハチョウの幼虫は「ずっと戦う相手」ではなく「木が小さいうちだけの相手」でした。これは8〜9年経ってみて分かったことです。
📷 ここに写真を入れる
アゲハチョウの幼虫がついた葉。★いまの木にも幼虫はつくので、この夏のうちに1枚お願いします。撮影年を添えてください。
▲写真はこのボックスの上(外側)に入れて、ボックスごと削除してください。
カイガラムシは、弱った木と風通しの悪いところにつく
カイガラムシは、レモンにもつきます。
ついた場所には傾向があって、特に弱っている木や、風通しが悪いところにつきやすいと感じています。逆に言えば、元気で風の通っている枝には、あまりつきません。
ここが、さきほどの剪定の話とつながります。わが家が3月にしっかり切っているのは、樹形を整えたいからだけではなく、茂りすぎて風が抜けなくなるのを避けたいからです。消毒をしない以上、風通しを作ることが手持ちの数少ない方法になります。
取り除くのを頑張るより、木を元気にする
カイガラムシがついたとき、わが家がやっているのはこれだけです。
よっぽど増殖したときには、手で取り除きます。手袋をして、シャワーの水を当てながら取り除くと早いです。ただし、取り除いても、また時間が経つと増えてきます。
だから、大した数じゃない場合は、取り除くことを頑張るのではなくて、木を元気にすることを心がけています。遠回りに見えますが、わが家ではこちらのほうが結果的に落ち着いています。
消毒をしない庭で、レモンにしていること
- 風通しを作る(3月の剪定でしっかり切る)
- 株の周りを裸にしない(草マルチを敷く)
- 樹勢を落とさない(米ぬかとストチュー水)
- 虫を取り切ろうとしない(ざっと取り除いて、あとは木にまかせる)
病気が出たらどうするのか——すす病のときも農薬は使わなかった
カイガラムシが原因ですす病にかかった柑橘の木があります。
レモンはほぼなったことがありませんが、みかん(せとか)の木がなりました。すす病は、カイガラムシやアブラムシの排せつ物をエサにしてカビが繁殖し、葉や果実が黒く汚れる病気とされています。
このときも農薬は使わず、根気強くストチュー水を散布したりしてしのぎました。すると翌年には元気になりだして、カイガラムシもなくなってはいませんが、少なくなりました。
ストチュー水だけの効果とは言い切れません。木が育ったこと、その年の天候、剪定の入り方——いくつもの条件が重なった結果だと思っています。ただ、わが家では、農薬を使わなくても翌年に持ち直したという事実は残りました。
なお、せとかの苦戦そのものについては庭に果樹を植えるときの記事に詳しく書いています。
ストチュー水は、果樹にも使うのか
野菜に使っているストチュー水は、果樹にも使っています。
わが家では、時期にもよりますが、1〜2週間に一度は散布するようにしています。野菜への散布のついでに、木にもかけていく、という感じです。
ストチュー水そのものの作り方と、どれくらいに薄めて使うかは、別の記事にまとめています。

虫がぜんぶ敵かというと、そうでもない
虫の話をもうひとつ。わが家では、2〜3月ころ、レモンの木の枝にカマキリの卵鞘がついていたことがあります。年によって数は違いますが、カマキリの姿は基本的に毎年見かけます。
カマキリが庭にいるということは、庭の中に食物連鎖が回っているということでもあります。この話は別の記事に詳しく書いていますので、そちらをどうぞ。

実は、いつ穫ればいいのか
3つめの悩みです。レモンは黄色い果物というイメージがあるので、色づくまで待つものだと思っている方が多いかもしれません。わが家は違います。
わが家のレモンは、時期で区切らず、実がなったら必要なときに青いまま順次収穫しています。7月ころからぼちぼち穫り始めます。
穫る目安は、たまごより1〜2回り大きくなったころ
判断はシンプルです。ある程度の大きさになったら穫ります。品種にもよりますが、リスボンの場合、たまごよりも1〜2回りほど大きくなってからが目安です。

色は青いままで構いません。黄色くなるのを待つ必要はない、というのがわが家のやり方です。
なぜ青いうちから穫るのか。理由は木のためではなく、暮らしのためです。早めに徐々に収穫することで、より長い期間レモンを使うことができます。一気に収穫してしまうと、消費しきれません。
袋3袋分のレモンが一度に台所に来ると、正直、持て余します。7月から少しずつ穫っていけば、半年かけて使い切れます。
青いレモンと完熟レモンで、味は違うのか
穫った青いレモンは、レモンシロップに使うことが多いです。青いものと完熟したもので、使い分けらしい使い分けはしていません。わが家の実感はこのくらいの差です。
| わが家での実感 | |
|---|---|
| 青いレモン(7月〜) | 酸味が強いので、きび砂糖をわずかに増やしたりすることはある。ただ、そこまで変わらない |
| 完熟レモン(冬) | 少し甘みが増す。完熟しているもののほうが使いやすい |
強いて言えば完熟のほうが使いやすいとは思いますが、青いから使えないということはありません。青いうちから穫れるのは、むしろ利点だと思っています。
いつ穫り終わるのか——1月から2月初旬
秋を越すと実が色づいてきます。わが家では、1月、遅くても2月初旬ころには取り終わっているという印象です。ここで木に残っている実を穫り切ります。
📷 ここに写真を入れる
完熟したレモン、または穫り切ったあとのカゴ。旬は12〜1月なので、公開後の追加で構いません。撮影年を添えてください。
▲写真はこのボックスの上(外側)に入れて、ボックスごと削除してください。
穫り遅れると、どうなるのか
穫り切りを引っ張るとどうなるか。
すぐに大きな変化はありません。ただ、実を木に残しているほど木の負担になるので、翌年の実ができる量に違いが出てきます。
今年の穫り切りが、来年の実つきを決めている。レモンの1年は、ここで次の1年につながっていきます。
実つきを良くするには、2本目が要るのか
わが家にはリスボンが2本と、あとから加えた璃の香が1本あります。レモンは1本でも実がなる木ですが、違う品種があると受粉を助けて実つきが良くなるとも言われています。それで加えてみた、というのが経緯です。
では実際どうだったか。ここは正直に書きます。
実つきは良くなっているように思います。ただ、実際は木が年々成長しており、それで収穫量が増えているというのもあるので、一概に違う品種のレモンを植えたことによってどれくらい増えたかは、はっきりとは分かりません。
分かっているのは、実の収穫は安定的になったということです。年による当たり外れが小さくなった、という感覚があります。
数字で「何割増えた」とは言えません。木の成長と品種追加を切り分ける実験をしたわけではないからです。ただ、安定はした。言えるのはここまでです。
肥料は、やらなくていいのか
4つめの悩みです。ここは、当ブログを読んでくださっている方ほど気になるところだと思います。無肥料でやっていると書いておきながら、果樹はどうなのか。
レモンについては、まったく何も入れていないわけではありません。ここは正直に書きます。
わが家がレモンに入れているのは、刈った草をそのまま敷く草マルチと、米ぬかの2つです。
米ぬかは、株元を避けて株の周りに
米ぬかをまくのは、年に3回のタイミングです。
- 2月から3月ころ:新芽を出して花を咲かせる時期の少し前。化学肥料と違って効き始めるまでに少し時間がかかるので、早めに入れます
- 梅雨時期:雨が多い時期に
- 10月ころの秋:猛暑の夏が過ぎて、成長が著しくなるころに
まき方には決まりがあって、米ぬかは株元を避けて、株の周りにまいています。
草マルチは、株元もしっかりと
草マルチのほうは逆で、株元もしっかりと敷きます。
基本的には、木の周りの土に直接日が当たらないように、裸にならないように草マルチをしていきたいと考えています。
ただ、ここも正直に書くと——野菜作りの畝が優先なので、わが家ではいつも足りていない感じになっています。果樹の株元に敷けるのは、畑に草マルチをして、雑草が余ったときだけです。刈った草が余るのは梅雨のころくらいで、真夏はいちばん足りません。
理想と実態にはギャップがあります。刈った草をどこへ配分しているかは、別の記事に書いています。

水やりは、どれくらい必要なのか
地植えのレモンに、わが家ではほぼ水やりをしていません。
例外は日照りが続いたときです。10日以上雨が降らないとなると、小さくてまだ根が浅い木は葉っぱが巻き始めます。そうなったら応急的に水を大量にまいてやります。
裏を返せば、葉が巻くまでは何もしないということです。大きく育った木は、10日雨が降らない程度では変化を見せません。
根元の草は、抜いたほうがいいのか
レモンの根元に生えてくる草をどうするか。雑草によります。
基本的には、野菜を作っている畝の上と同じです。残すべき雑草は残して、除くべき雑草は除いています。果樹だからといって特別扱いはしていません。庭全体で同じ考え方をしている、というだけです。
穫ったレモンは、どう使っているか
最後は、悩みというより楽しみの話です。袋3袋分が3本ぶん。穫ったあとをどうしているかを書きます。
わが家のレモンシロップ
穫ったレモンのいちばんの行き先は、レモンシロップです。分量は目分量なので書けませんが、順番だけはいつも同じです。
ここが土台になります。青いレモンのときは酸味が強いので、きび砂糖をわずかに増やすこともあります。
このスパイスが入るかどうかで、まったく別の飲みものになります。
はちみつは火を止めてから入れます。ここだけは順番が意味を持ちます。
夏はこれがいちばんよく減ります。
📷 ここに写真を入れる
できあがったレモンシロップ、またはレモネードのグラス。通年で撮れるので、都合のいいときで構いません。撮影年を添えてください。
▲写真はこのボックスの上(外側)に入れて、ボックスごと削除してください。
ほかの使い道
シロップのほかには、レモンジャムを作ります。夏はそのまま食べることもありますし、揚げ物にレモン汁を搾るなど、使い道は広いです。
収穫は主に私がしていますが、子どもにもよく収穫させています。自然の尊さや、食べ物のありがたみを感じてほしいからです。
使いきれないぶんは、どうするのか
家では使い切れません。余ったぶんは配ります。
配る相手は、ほしいと言ってきた友人です。レモンは日持ちしますし、使い道が広いので、受け取ってもらいやすい部類だと思います。
野菜の場合はもう少し気を使っていて、こちらから先に声をかける手順があります。採れすぎた野菜をどう配っているかについては、別の記事にまとめています。

これから植える人が、先に知っておくといいこと
1本でいいのか、2本要るのか
わが家にはレモンが3本ありますが、これから植えるなら1本でいいと思っています。木が大きくなれば、1本でも十分に収穫できるからです。
2本植えるよりも、違う果樹などを植えたほうがいいというのが、いまの実感です。庭の面積は限られています。同じ木を2本並べるより、収穫の時期がずれる木を植えたほうが、暮らしは豊かになると思います。
実がつくまで、何年待つのか
これは覚悟が要ります。
何年生の苗木を買ったかにもよりますが、5〜6年生の木になるまで、実は少ないです。わが家のリスボンが袋3袋分を穫れるようになったのは、8〜9年生になってからです。
なので、若いうちは実を作らず、木を大きくすることに注力させたほうがいいと思っています。実がついたら嬉しいのは分かりますが、最初の数年は木を育てる時間だと割り切ったほうが、あとが楽です。
植え付けの手順そのものについては、別の記事にまとめています。

植えてから後悔したことはあるか
正直なところ、レモンを植えたあとに「これは先に知っておきたかった」と思ったことは、いまのところ特にありません。
書いておくべき失敗談がないというのは、記事としては物足りないかもしれません。でも、それこそがレモンという木の性格なのだと思います。わが家では、後悔が生まれるほど難しい相手ではありませんでした。
香りのいい花と、青々と茂った葉が庭を彩ってくれる。8〜9年経ったいま、レモンは庭の一部になっています。
さいごに
最初にあげた4つの悩みに、ここでもう一度短く答えておきます。
- どこを切るか:3月、芽が動く直前に。枯れ枝 → 要らない枝 → 高さ → 樹形の順。元気な木なら思い切ってよく、後悔はいつも切らなさすぎのほうでした
- 消毒しないと虫にやられないか:つきますが困っていません。アゲハの幼虫は木が小さいうちだけの相手。カイガラムシは風通しを作って、木を元気にすることで付き合っています
- いつ穫るか:7月から青いまま少しずつ。たまごより1〜2回り大きくなったら。1月には穫り切ります
- 肥料はやらなくていいか:草マルチと米ぬかは入れています。米ぬかは株元を避けて年3回、草マルチは株元もしっかり
やっていることは、これくらいです。消毒をしなくても、8〜9年でここまで来ました。5〜6年は実より木を育てる時間で、そのあとは毎年こちらが受け取るばかりになります。
自然に寄り添う家庭菜園の考え方全体は、こちらにまとめています。

失敗しても大丈夫です。来年また種をまけばいい——それがずぼら菜園の気楽さです。
この記事が、みなさんのレモンの手入れのヒントになれば嬉しいです。また次回も、自然農法の視点から家庭菜園を楽しむヒントをお届けします。コメント・お気に入り登録もよろしくお願いします。
